本当の見どころは黒斑山の先にある!
1月18日:天気:てんくらA 気温-10℃・風速5m
おかげ様で1月の後半からバタバタだった。
3カ月で本2冊を執筆。
今までで最速記録かもしれない。
なのでこのブログの更新を3カ月も空けてしまった。
その間に世の中はコロナ・コロナ・コロナ・コロナ・コロナ。
一段落ついてやっとノビノビできる日を指折り数えていたのに……。
とはいえ、実は3月中旬までは雪山登山の時間を意地でも確保していた。
そのネタがたっぷり貯まっているので、おこもり中にしっかり書き残しておきたい。
1月18日。
一週間前から天気予報(てんくら)と積雪情報を2時間に1度チェック。
どこも雪がない……。
どこも天気が悪い……。
首都圏に住む者にとって雪がない年に頼りになるのは、
谷川岳周辺
浅間山周辺
北八ヶ岳
だ。
そして天気があまり良くなくても楽しめるのは、比較的風が弱く、間近な景色を楽しめるところ。
この条件を満たすのは浅間山周辺のみだ。
そこで浅間山へ一般的にはもっとも近づける黒斑山に行くことにした。
ここは4年前にも登ったが、そのときは残念ながら10m先も見えない濃霧で、浅間山の輪郭さえ拝むことはできなかった。
今回も晴天ではなさそうだが、どうなるのか??
8時35分、駐車場に到着。
天気はてんくらの予報どおりの曇り。
今回は表コースをピストンする予定。
8時55分スタート(標高1897m)。
積雪は50㎝で十分。
すぐにスノーシューを履く。
2時間は明るい森の中。
基本的に緩斜面なので周りの景色をじっくり味わいながら楽しく登れる。
2カ所北アルプスを臨める場所あり。
標高2300mを過ぎると樹木の上の雪が増えてメルヘンの世界に。
休憩なしの2時間25分で黒斑山到着。
今回は間近に浅間山がデンっ!と構えているのを確認。
だが山頂部分はガスの中……。
黒斑山は手軽(速い人は往復4時間程度)にドンっ!と迫る浅間山を楽しめるので大人気。
おそらく半分以上の人がこの山頂で引き返す。
だが私は納得できないっ!
2度も不完全燃焼で下山するわけにはいかない。
黒斑山の山頂でお菓子をモリモリ食べ、さらに浅間山へ近づく蛇骨岳へ向かった。
山頂の先は、メルヘン感がグッとアップ。
まさに白雪姫の世界(雪の降るシーンは、あったっけ?)。
100m進むといきなりトラバース(斜面の横断)になり、浅間山がずっと
どどどどどっかーん!
身体全体に向かって迫ってくる三角形のでっかい山肌。
押しつぶされそうな感覚を受けつつも、
「もっと、もっと近づきたいっ!」
と足が勝手に前へ出てしまう。
「これがこのコースのメインディッシュだったのか!」
「黒斑山への往復だけでは、かなりもったいない!」
スタートして3時間で蛇骨岳に到着。
すると黒斑山を含む外輪山の反対側の視界が抜けて北アルプスがどーんっ!
だが浅間山側には大岩があって視界を遮っている。
そこで100m先の平地へ行く。
すると右から左へ(晴れていれば日光白根山)武尊山、谷川岳、草津白根山、四阿山、火打山、そして威容を放つ北アルプスの壁が見渡せる。
そして目の前にはド迫力の浅間山。
圧倒されて写真撮影中に雪上を転がりまくってしまった。
その場でランチ。
メニューはパックのおでん。
その場で温めて熱々に。
嫁は大絶賛。
うどんまでぺろり。
泰楽(ゴールデンドゥードル)は雪と犬用ソーセージと犬用パンをぺろり。
帰りは、かなりの長距離をヒップそり可能(他の登山者要確認!)。
1カ所ロングコースもあり。
泰楽も大はしゃぎ。
野うさぎのように跳ねまくっていた。
帰路は1時間半。
たっぷり遊んで食べて6時間20分・7.8km。
高速に乗る前に「あぐりの湯こもろ」へ。
たった500円なのに外輪山を見渡せる露天風呂&サウナで大満足。
黒斑山あらため蛇骨岳はトータルバランスで歴代最高得点でした。
しかも今回は曇天なのに。
青空なら家族全員(犬含む)で狂喜乱舞していたかもしれない。
毎年のレギュラー雪山登山地に決定。
「ウェア」
泰楽
ラッシュガード:アルファアイコン
ブーツ:ラフウェア(結束バンドにて固定)
自分
靴下:薄手ヒートテック+バーグハウス(ヒートテックでも汗冷えなどの問題なし)
タイツ:キャプリーン3
パンツ:モンベルビブ
ベースレイヤー:モンテイン(薄手・バラクラバ付き)
ミドルレイヤー:マーモットもこもこフリース
ハードシェル:マムート(ウインドスカート付き)
グローブ:モンベルインナーグローブ+防水グローブ(マムートミトンも持参したが必要なかった)