犬連れ登山「容易に八ヶ岳の主峰を味わえるコース!」県界尾根(山梨県)

いきなり目の前に現れる赤岳に呆然!
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月8日:県界尾根(小天狗) 天気:てんくら前日A当日B 気温-12℃・風速21m(実際は気温-5℃で微風)評価:B

でっかい雪山を、ある程度高い標高から見上げるのが好きだ。
永遠に続く雪の稜線を見渡すのが好きだ。
どちらも景色に吸い込まれそうになる快感を覚える。

だが、両方とも簡単にできるところは非常に少ない。
大体が往復15km以上または鎖場があるような大型ワンコ連れには不向きなコースだ。

それでもどこかにあるだろうと7年間探し続けている。
その結果、今のところナンバー1は日白山(新潟県)、
ナンバー2は前回書いた黒斑山(蛇骨岳)となっている。

しかし、これで満足する気にはなれない(たぶん一生なれない)。
どこかにもっと素敵な山があるはずだ。
できれば「比較的家から近い」&「山容がゴツくてかっちょいい」八ヶ岳のどこかがいい。

そこで2020年2月上旬、てんくら(山の天気予報)とにらめっこ。
前日の予報は赤岳(八ヶ岳)と大菩薩嶺(山梨県)がA判定(天気が良く、風も強くない)。
どちらにするべきか?

大菩薩登山口の天気を確認すると12時の気温が6℃。
絶対に雪が解けている。
ということで行先は雪深い赤岳に決定。

とはいえ、3000m近い八ヶ岳の主峰に、
かわいらしい大型犬ゴールデンデュードルを連れて登れるはずはないので、赤岳を真下から見上げることのできる県界尾根コースの小天狗という地点を目指すことにした。

5時7分に自宅を出発。
サンメドウズスキー場の駐車場に8時30分到着。
そこからも赤岳がくっきり見える晴天。
8時50分に駐車場脇の登山口からスタート。

1.jpg

しばらく林道を歩く。
積雪は20㎝(サンメドウズは100㎝)。
すぐにアイゼンを装着。
トレース多数。
多くがツボ足とスノーシュー跡。
スノーシューは散策のようであっちゃこっちゃに足跡が向いていた。

30分間、視界の開けた雪の河原を歩く。
後から分かったが、実はここは赤岳を臨む絶景スポット。
しかし、この時点で赤岳は山頂のみ雲の中。
そして、その後も八ヶ岳の中で赤岳山頂のみずっと雲の中……。
(八ヶ岳の中で赤岳は、いつもいつもツンデレです)

30分後に樹林の登山道に入る。

2.jpg

なかなかの急登。
だが、同じ八ヶ岳の西岳や前三ツ頭と違って樹木の数が少なく明るいので気が重くならない。

1時間30分くらいで尾根に出る。
富士山が現れるが霧がかっていてうっすら。

3.jpg

小天狗の手前300mくらいで積雪が増えてきたのでスノーシューに履き替える。

2時間(2km)で小天狗に到着。
完全に森の中。

あれれ??
(ヤマレコの情報では赤岳が、どっかーんだったのに……)

とはいえ、まだ2kmしか歩いていないので先に進んでみる。
この辺りから積雪40cmくらいに。
そしてトレースがかなり薄くなる。

300m進むと5×50mくらいの開けた場所に。

真正面に赤岳どっかーん!
でも山頂は相変わらず雲の中。

4.jpg

救いとしては、その左側に権現岳の威圧的な陰影が居座っていた。
さらにその左側に鳳凰三山からはじまる南アルプスが顔をのぞかせていた。
その右側には富士山も!

でもやはり霞んでいた……。

富士山の右側には金峰山を含む奥秩父連峰が見えるはずだが雲でほとんど分からなかった。

そのため休むことなく先(大天狗)へ向かう。
ずっと森の中。
つまんない。
1km進んで地図を確認すると大天狗まであと1km。
すでに合計3km歩いている。
その後も展望が開けることはなさそう。
(後日調べたら実際にない)
なのでUターン決定。

展望ポイントに戻って昼食に。
メニューはカレーうどん(イエローカレー&水&だし醤油&とろけるチーズ)。
その時点まで誰にも会わなかった+トレース上以外は踏み抜き多数なので、
トレース上にイスとテーブルを置く。

しかし、いざ食べようとした瞬間にテーブルの下の雪が陥没。
鍋の中が半分こぼれる。

うっきー!!
(怒りの声)

すると
「まぁ、まぁ。これでもいかがかしら?」
といきなり赤岳山頂の雲がするするとほどけていく。

ついに赤岳どどどどどっかーん!

5.jpg

頂上の山小屋のおじさんたちまで鮮明に見える。
右側の横岳への稜線もはっきり確認できた。

やはり赤岳はかなりのツンデレ。
すっかりデレデレ気分で一度は雪に埋もれたうどんを食すことができた。
スープが半分になっていたが熱々ハフハフで大満足。

6.jpg

帰りはスノーシューをアイゼンに履き替えてヒップそり。
傾斜の緩急が激しいので長くは滑れない。
10mくらいのを5本くらい。

でも、雪が柔らかくなっていたのでケガの心配がなくなり、ハイスピードで下りることができた。

7.jpg

しかも林道まで下ってきて振り返ると行きに隠れていた
赤岳がどっかーん! 

8.jpg

そして林道の斜面は固く踏みつけられていたのでヒップそりには最適。
緩斜面でも長距離をウキウキ爽快に滑れた。

9.jpg

登り3時間、休憩1時間30分、下り1時間30分で合計6時間(ゆっくりペース)。
距離6km。

行きに赤岳が見えていればかなり印象が違っていたはず。
「絶対晴れる」+「サンメドウズの積雪100m」なら再訪もあり。

帰りはパノラマの湯にて入浴。

「ウェア」
泰楽(ゴールデンドゥードル)
ラッシュガード:アルファアイコン
ブーツ:ラフウェア(結束バンドにて固定)

自分
靴下:桐灰(薄手)+スマートウール
タイツ:モンベル厚タイツ(化繊)
ベースレイヤー:モンベルウールレイヤー
ミドルレイヤー:マーモットもこもこフリース
ハードシェル:マムート
パンツ:モンベルビブ
グローブ:モンベルインナーグローブ&防水グローブ
アイゼン:モンベルスノースパイク 10爪

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