滅多にない微風で大満足
2月12日 ヤマテン薄晴‐5℃風速7m てんくらA晴‐8℃風速6m 登山天気晴‐7℃風速7m 実際薄晴‐10℃4m
昨年ホワイトアウトしているのに、
そこそこ楽しかった那須岳(茶臼岳・百名山)に。
8時10分に大丸駐車場に着。
すでに9割は埋まっていた。
ぎりぎりセーフ。
8時45分にスタート。
この時点で積雪70㎝。
最初からアイゼンを履く。
ぐねぐねの車道をショートカットして進む。
20分でロープウェイ山麓駅。
40分で峠の茶屋駐車場。
ここで朝日岳がどど~んっと出現。
なぜかきれいな車が1台だけ停まっていた。
この先に様々なメディアでよく見る鳥居がある。
積雪は150㎝以上。
ぜんぜんくぐれない。
ここからダケカンバの樹林帯に。
日差しが差し込んで気持ちいいが展望はなし。
しかし30分登るといきなり視界が開ける。
ゴツゴツの赤茶色の岩がゴロゴロ。
大好物の火星の世界。
右側には相変わらず朝日岳がどど~んっ!
「ここは本当に日本か!?」
とキョロキョロしながら広大なザレ場を歩く。
とはいえ今回は雪が多いので歩きやすい。
しかも那須名物の強風ではなく風速は3mときどき8mといったところ。
滅多にない快適コンディション。
さらに限りなく晴れに近い薄曇りだったのでハロが出現。
神々しいぃ!
写真撮影を楽しみつつ進む。
峰の茶屋跡避難小屋に到着して、
今回初めてサーモス(魔法瓶)に入れてきたポタージュを味わう。
あっつ熱で旨い!
大成功。
まだまだ元気いっぱいなので、すぐに山頂へと向かう。
しかしここで今回初の急登が。
靴ひもを縛り直す。
しかしながら振り向けば絶景のシチュエーションなので、テンションが上がりっぱなしで苦にならない。
お鉢巡りは右回りを選択。
前回はホワイトアウト中だったので初めて全貌を眺める。
直径100m程度。
意外に小さい。
でも見所満載。
特にこちらもはじめて見た裏那須(三倉山、大倉山、流石山)の雪深い山容は見事だった。
お魚型のエビの尻尾たちにも遭遇。
その後のガレ場のアイゼン歩きに手こずりつつ登頂成功。
この時点の風速は奇跡の3m
なので10人程度の登山者がのんびりとランチを楽しんでいた。
私も山座同定に没頭。
日光や会津の山々までしっかりと確認できた。
峰の茶屋跡避難小屋まで下山したら、
休むことなく剣が峰に挑戦。
見上げた段階で
「キツそうぉ~~」
と感じていたが、そのとおり。
傾斜は西天狗岳(八ヶ岳)を上回る。
はじめて
「ピッケルがないと危険かも」
と若干恐怖を感じた。
でも転んでも岩がゴロゴロで滑落しそうにないし、
足場も凍結してないし、
で意外にアイゼンなしの泰楽(ゴールデンドゥードル)でもスイスイ登れた。
山頂は真っ白な雪に覆われて気持ちいい~。
しかもゴツゴツの朝日岳が目の前で大迫力。
登る価値は十分にあった。
再度峰の茶屋跡避難小屋まで下山してランチ。
いつもシングルバーナーで鍋をしているが、今回はサンドイッチとスープ。
簡単&時短でよかった。
帰りも火星的世界を歩く。
昨年堪能したヒップそりはショートコース2とミドルコース1だけだった。
やはり毎年コースが変化する模様。
それでも「急登が少ない」「見所が多くて飽きない」「比較的短距離」ということで過去最高レベルの楽しい山行だった。
6時間6分・8㎞。
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