大型犬と雪山登山「天空へと続く雪庇に現実感を失う」鹿俣山・獅子ヶ鼻山(群馬県)

獅子ヶ鼻山へは絶対に向かうべき!
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月21日:鹿俣山 てんくら前日A3℃7m 実際は3℃・2m) 評価A

2020年冬でもっとも登りたかった山岳は、
平標山
次に
三本槍岳。

どちらも雪深く、
頂上からはるか彼方まで連なる純白の山塊の連なりを見渡せる。

より雪深さを求めるなら3月がいい。
だが、シーズン末に登山日予定を限定してしまうと、
当日が悪天候だったら、もうその年は登れない。

なので平標山も三本槍岳も前倒しで晴天日にやっつけてやった。
どちらも大成功。

平標山↓は歴代最高クラスの絶景稜線だった。
http://goldendoodle.seesaa.net/article/474862140.html

三本槍岳は途中の赤面山↓でUターンしたが、
キラキラ霧氷を目に焼き付けることができたので悔いはない。
https://large-dog.iehikaku.com/wp/?p=53

と、いうことで今シーズン残り1回となった山行日、
どこへ行くか迷うことになった。

2020年シーズンは記録的な少雪だった。
しかも3月も中旬を過ぎたので、どこも溶けはじめている。
この条件で狙うなら谷川岳周辺しかない……。

そこで鹿俣山(標高1636m)を選んだ。
ここは谷川岳にも近いが、日本百名山の武尊山の脇にあり、
山頂からは両方を堪能できるらしい。

ただ、懸念点もあった。
山頂からの展望は素晴らしいが、
そこまで至る道程がほとんど傾斜のないブナ林の中で単調なのだ。

実はこの山は数年前に前息子(バーニーズマウンテンドッグ)と登ろうとしたことがある。
そのときはスマホにコース地図をダウンロードしていなかったので、
目的地までの距離を把握することができず、
1時間ほどで飽きて引き返してしまった。

だが、今回はiphoneに地図を入れ、
さらにそのデータを同期させたアップルウォッチまである。
もう飽きることはないはずだ。

自宅を4時58分出発。
相変わらず関越ではのろのろ運転を強いられる。
7時53分到着(2時間55分)。

駐車するたんばらスキーパークは半分埋まっていた(すぐに満車)。
8時20分スタート。
スキー場右側のペンションエリアを歩く。
除雪されて雪はなし。

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2~300m先の登山道に入ると積雪1m。
しかし、最近降った様子はなく、ツボ足で進む。
やはりブナ林が続く。
ただし陽光が届いて明るいのでつまらなくはない。

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時々圧倒されるような巨木に出会う。

かなりゆっくり歩いて57分(1.7km)でリフト頂上に到着。
そこから急登。
アイゼンを付ける。

1時間50分(2.5km)で山頂へ至る尾根直下に。
振り返ると赤城山。

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急登&ふかふかなのでスノーシュー付ける。
尾根に上がると雪庇コースに。

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2時間10分(3km)で登頂。

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だが、意外に樹木が多くてが視界が赤城山方面(南側)しかない。
間近の武尊山も樹木に遮られてイマイチ。
期待していたほどの展望ではなかった……。

不完全燃焼で恨めしく武尊山方面へ目を凝らすと、
先行者2人がその先の獅子ヶ鼻山(1875m)へ向かっている。

ヤマレコでは
「獅子ヶ鼻山へはラッセル必須」
「獅子ヶ鼻山直下はナイフリッジなので危険」
とあったので大型犬連れの我々では無理だと思っていたが、
先行者がいるなら手前の小ピークまでは行けるはず!。

大至急、大きな大きな雪庇が続く先の山塊へと向かった。

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見通しがいい雪庇の稜線を歩くのは大好物だ。
障害物のない真っ白な一本道。
その先にはゴール地点である山頂。
気持ちがよく、目標も一目瞭然。
もしかしたら山登りで一番楽しい時間かもしれない。

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とはいえ雪庇の張り出しは約3m。
落ちたら大惨事。
途中何度も樹林帯へ迂回する。

3時間(3.8km)で獅子ヶ鼻山手前の小ピーク(標高1712m)に到着。

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そこは360度の大絶景! 

目の前に剣が峰、獅子ヶ鼻山、武尊山。
そこから左に至仏山、朝日岳、白毛門、谷川岳、仙ノ倉山、苗場山、浅間山、榛名山、赤城山と続く。
特に薄っすらしか見えないのに
どでーんっと存在感のある浅間山
が印象的だった。

 

ここも黒斑山、平標山に続き、
有名な山頂よりもその先の方が見どころだったのだ!

この小ピークでランチ。
メニューはイレブン特製肉まん

ローソン特製カツサンド(とろけるチーズ付き)
のホットサンド。

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両方ともバターを塗って焼いた。
どちらも絶品!
特に肉まんはバターの油で表面がパリパリになって新食感の楽しみがあった。

ただし、焼くのに時間がかかるので、
気温がプラスの日限定だろう。

帰りも雄大で真っ白な山塊へと伸びる雪庇上を歩く。

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ほぼ無風、晴天。
半径2kmは誰もいない。
歩き続ければ天空まで登って行けそうだ。

誰にも邪魔されない。
誰とも競わない。
この時間があるから雪山は止められない。
自分の中では30年以上続けているサーフィンを抜いてしまった。
(もう波の取り合いが嫌なんです……)

鹿俣山から先はゲレンデ反対側コースへ。
スマホ(ヤマレコ)の地図を見ながら無理やりショートカットして駐車場裏からゴール。
6時間45分、8.3㎞。
ずっとブナ林&ヒップそりできる距離が短い&なのに長距離。
つまり失敗。
そのままピストンすればよかった。

温泉は望郷の湯へ。
露天からの景色が良いが、
とにかく混み過ぎ。

これで我が家の2020年雪山シーズンは幕を下ろした。
振り返って印象的なのは、
失敗した山が1つもなかった!
ということ。

毎シーズン大体7回登るのだが、
そのうち2回くらいは
「なんでこんなつまらないorキツ過ぎる山に来ちゃったんだろ」
という結末になる。

おもな理由は2つ。
・犬連れなのでとにかく人が少ないところを選ぶ
・情報収集不足でコースの様子が分かっていない

だが、今回は7回ともハズレはなかった。
これは雪山経験7年で初の快挙だ。

それにこの後すぐコロナのこんちくしょのおかげで、
登山自粛になったことにも運命を感じる。

とにかく今シーズンは当たりだったのだ。
あぁ~、気分がいい。

 

来年はドカ雪が降ったあとの大菩薩嶺を狙いたい。
「泰楽(ゴールデンドゥードル)のウェア」
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