頂上を踏めなくても満足！
2021年3月20日：てんくらA２℃10mヤマテン霧晴れ3℃7m 実際は―1℃17m
毎冬絶対に行きたい山がある。
那須岳
天狗岳
平標山
だ。
どこも
楽しく登れて
頂上は大絶景
しかも
下りで尻セードを満喫できる。
これらの山の中でも平標山は3月に登ると決めている。
雪深い山なので暖かくなる3月でも見渡す限りの純白の世界を堪能できるからだ。
そして3月20日。
てんくらの予報はA＝快晴。
期待に胸をパンパンに膨らませて
平標山へ向けてアクセルを踏んだ。
自宅を4時40分に出発。
関越で若干トロトロで8時10分着。
頭上は晴れているが山頂はガスで見えず。
ガスの動きも早い＝風が強い。
8時32分スタート地点の別荘地を出発。
気温6℃、風速5~6m。
この時点では雪は無し。
林道に入るといきなり積雪1m。
入り口でアイゼン装着。
そこから数十mは雪が多すぎて谷へ落ちそうなトラバース。
1㎞・25分でヤカイ沢コースに入る。
トレースほとんどなし。
でもずっと雪が降っていないようで硬くスノーシューは必要なし。
苗場スキー場が見えるあたりから傾斜が増す。
約30度。
去年のトレースがあるとき方が傾斜は緩かった。
ストック出す。
楽ではないが音を上げるほどではない。
1時間50分で3kmでさらに急な森林地帯に。
傾斜約35度。
去年は九十九折のトレースがあったが今年は無し。
直登しかできない。
キックステップでゆっくり登る。
この頃から辺りが真っ白＆強風に。
バックカントリーのスキーヤーが大勢滑って来る。
ぶつかりそうで結構怖い。
泰楽（ゴールデンドゥードル）に気づいて立ち止まる人は、
みんな「頂上は爆風ですよ」「山頂からはなにも見えませんよ」と教えてくれる。
どんどん歩みが遅くなる。
2時間50分・3.8㎞で山頂が見えるはずの稜線の手前300mの小ピークに出る。
視界5m。風速17・8m。気温-1℃。
このまま登っても辛い想い出になるだけ。
下山を決意。
急斜面を下りるのは危険、と思っていたが、雪が溶けかかって柔らかいので意外に平気。
むしろリズムよく駆け足で下りられるので楽しい。
泰楽に全力疾走させて大爆笑。
森林帯を抜けたところでヒップそりを出す。
いつもなら絶対に尻セードなんかしない急斜面だが、転んでも柔らかい雪が受け止めてくれるはず。
やってみると予想以上の極上ゲレンデ。
かなりスピードが出るが、アイゼンや手を付ければ必ず止まる。
安心してぶっ飛ばせる。
しかも一気に200mくらい滑れる地点が2か所もあった。
はじめて嫁・泰楽と並走して長時間滑った。
楽しいぃ～～～～❗
間違いなく過去最高のゲレンデ。
傾斜の途中でランチ。
イオンの手作りピザとカルビおにぎりのホットサンド。
ピザは熱々で具がジューシー。
おにぎりは海苔が程よくあぶられて香ばしい。
どちらもかなり美味しい。
定番メニューに決定。
そこからも尻セードを繰り返して林道に到着。
川沿いに湧き水発見。
２L汲む（帰って確認したら砂だらけだった……）。
5時間22分・8.2㎞でゴール。
頂上は踏めなかったが満足。
やはり平標山は登る過程も楽しい。
これで2021年シーズンの雪山は終了。
来シーズンは那須方面と北アルプス方面を新規開拓したい。
