【保存版】初心者にもおすすめ!関東で真っ赤に紅葉する低山ベスト3|犬連れOK・穴場あり

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紹介するすべて山が紅葉以外にも絶景スポットあり!

10月といえば紅葉だ。
川遊びシーズンが終了した瞬間から雪が降るまで紅葉で頭がいっぱいになる。

ここ10年近く、いかに気持ちよく紅葉を味わえるかを考え続けてきた。
たどり着いたのが
低山に登って眺める
だ。

ご褒美を得るには、ちょっとハードルがあった方がいい。
ちょっと息を切らして、ちょっと汗をかいて、ちょっと面倒だなと思って。
そして出会う紅葉は格別だ。

ここでの紅葉は、
紅ければ紅いほどいい。
デカければデカいほどいい。

そんな条件で探し続けた結果、ある程度定番といえる低山が絞り込めてきた。
今回はその中のベスト3(4座)を紹介したいと思う。
すべて関東にあり、一都三県から日帰りで手軽に登れる低山だ。

ランキングの評価基準は以下の6つの項目
それぞれ5点満点で採点し、30点満点で順位を付けた。

紅葉の赤さ
完全に個人の好み。
真っ赤に埋もれて眠りたい。
黄葉が好みなら尾白川渓谷がおススメです↓
犬連れ登山「清流沿いの紅葉では過去最高の絶景!」尾白川渓谷(山梨県)

紅葉の規模
いくら赤くても1本だけならつまらない。
そんなの近所の公園にもある。
理想は360度見渡す限り真っ赤か。
真っ赤に囲まれて気絶したい。

登山道の楽しさ
ずっと単調で薄暗い登山道。
でも、山頂は絶景。
名の知れた山でも、このパターンは珍しくない。
だが私は飽きっぽい。
10分でも同じ景色が続くと退屈でぼぉ~っとしてくる。
登山口からいきなり紅葉の嵐だったり、頻繁に眺望が開けたり、ちょっとした岩登りができたり、といった変化がほしい。

登山道の難易度(高得点ほど容易に登れる)
わが家の登山は、犬連れが基本。
鎖やハシゴの連続は、そもそも無理。
それに飽きっぽいので往復10㎞以上も無理。
なので必然的に初心者でも登れる山ばかりになる。

眺望の良さ
本来、山に登る目的は大展望を味わうためだ。
山に登るのに紅葉だけなんて本末転倒。
高いところからの良い眺めは必須だ。

混雑度
犬連れ登山は、なにかと気を使う。
それにせっかく自然を味わうなら人は多くない方がいい。
(ずっと無人だと熊が怖いけど)
なので山頂付近で行列になるような山は選ばない。

ほぼ無人の場合は、これを鳴らします↓
火薬銃

では、この6項目で高得点をあげたベスト3を紹介しよう。
なお、3位は同点で2座となった。

第3位 石尊山(群馬県)24点
紅葉の赤さ:5 紅葉の規模:5 登山道の楽しさ:3 登山道の難易度:3 眺望の良さ:3 混雑度:5
見頃の目安:11月上旬

登るたびに「なんでこんなに人が少ないの!?」と首をかしげてしまう紅葉の穴場山。
コースの後半は、御覧のように真っ赤な紅葉の嵐!
いくら目を凝らしても、どこを向いても紅しか見えない。
下を向いても落ち葉の紅。
上を向いても紅の天井。
まさに紅葉ドームだ。
これほどまでに圧倒的な規模・紅の山をほかに知らない。


山頂からの景色も立派。
360度の大展望。
雪を頂いた仙ノ倉山、白砂山、浅間山、榛名山、赤城山、日光白根山などが見渡せた。
そのなかでも浅間山↑の存在感は別格だ。
この日は残念ながら雲がかかって下3分の1しか見えなかったが、圧倒的なデカさだった。

1位になれなかった理由は、後半の紅葉地帯に入るまでの道のりがやや単調で中程度の傾斜が続くこと。
つまり楽ではない。
それに上位の山の眺望は、さらにいいからだ。

石尊山のくわしい情報はこちら↓
犬連れ日帰り登山「紅葉穴場の実力発揮!赤と黄色の稜線を歩く」石尊山(群馬県)

第3位 奥久慈男体山(茨城県)24点
紅葉の赤さ:4 紅葉の規模:3 登山道の楽しさ:4 登山道の難易度:4 眺望の良さ:5 混雑度:4
見頃の目安:11月上旬

コースは、たった2時間・2.7㎞。
小学校低学年でも余裕で登っていた。
それなのに低山に登る魅力が全部詰まっている。
秋はスタートから紅の紅葉が頭上を覆う。
これでも早い時期に行ってしまって三分咲きといったところ。
実力は計り知れない。


ルートは基本的に広葉樹林で明るい雰囲気。
春は花々が咲き乱れ、ところどころにこんなアスレチック感覚の岩場がある。
とはいえ、すべて短くて危険度は低い。


山頂がこれまたびっくり仰天。
(正確には山頂近くの祠)
約300mの絶壁の上にあるのだ。
なので手軽にこのようなエキスパートオンリーの山に登ったような記録を残せる。


もちろん山頂からの眺望もバツグン!
いつ行ってもスタートから山頂まで飽きることが一瞬もない山だ。

奥久慈男体山のくわしい情報はこちら↓
奥久慈男体山(茨城県)|犬連れで紅葉と絶景の岩峰を手軽に楽しめる名山

第2位 生瀬富士(茨城県)25点
紅葉の赤さ:5 紅葉の規模:4 登山道の楽しさ:4 登山道の難易度:4 眺望の良さ:5 混雑度:3
見頃の目安:11月下旬

「生瀬富士の紅葉は血の色の如く赤い」
ヤマレコでこの記述が目に入り、以来片時も忘れられなくなった山。


しかも、紅葉以外の見どころもオンパレード。
まず、日本三名爆のひとつ「袋田の滝」を見下ろす展望台がある。
これまた、紅葉のピークに行くと見事な錦秋のパッチワークが広がっている。
ここだけでもご飯3杯はイケそうな実力だ。


ところがどっこい。
さらに上を行く見どころがある。
それは山頂近くのゴツゴツの岩が連なる痩せ尾根「茨城のジャンダルム」。
この迫力を、標高たった406mの山で味わえてしまうのだ。
これが2位になった最大の要因といえる。
ただし、ジャンダルムは有名ゆえに渋滞することがある。
それが減点ポイント。

ここで「ちっとも初心者向きではない!」と思うかもしれない。
だが、実際はほとんどの道程が幅2mくらいある。
極端な高所恐怖症でなければ歩けるはず。
(無理はしないでね)


肝心の紅葉は、生瀬富士とつながる月居山の頂がもっとも美しい。
この画像の時点でも、四分咲きといったところ。


規模は石尊山に及ばないが、真っ赤度数は圧倒的だ。

生瀬富士のくわしい情報はこちら↓
生瀬富士・月居山(茨城県)|岩稜ジャンダルムと真っ赤な紅葉を満喫する低山登山


そして第1位は!?



妙義山(群馬県)26点

紅葉の赤さ:4 紅葉の規模:4 登山道の楽しさ:5 登山道の難易度:4 眺望の良さ:5 混雑度:4
見頃の目安:11月下旬

妙義山は奇岩・怪石で全国的に有名。
大分県の耶馬渓、香川県の寒霞渓と並んで日本三大奇勝に数えられ、国の名勝にも指定されている。


実は、私も最初はそれを目的に行ってみた。
山頂は鋭い岩稜の連続なので犬連れは無理。

だから、さくらの里から中間道を通って石門群を見学しようと考えたのだ。


ところが登山道に入ると赤・赤・赤のオンパレード。
生まれて初めて紅葉のトンネルをくぐった。
この山で紅葉登山に目覚めたのだ。


妙義山も登山者を片時も飽きさせない。
前半は紅葉で出迎え、後半は岩をくり抜いたようなルートで変化を演出。


そして、寄り道すれば足がすくむ大絶壁を進むことも可能。


奇岩を眺めながら岩に座って、のんびりランチを楽しむこともできる。


極めつきは、やはり石門群だ。
第一から写真の第四まであるが、すべて唯一無二の造形。
一度見たら目に焼き付くインパクト。
どれも見上げて「どうやってできたんだ」と自然の妙技に感嘆してしまう。
いくら時間があっても足りないくらいだ。

見事な紅葉に、石門群は圧倒的。
1位以外は考えられない。
ただし、途中に急な階段があるので大型犬は苦労するかもしれない。
私は泰楽を半分担いで登った。

妙義山のくわしい情報はこちら↓
https://large-dog.iehikaku.com/archives/3573

以上が関東で真っ赤に紅葉する低山ベスト3だ。
どれも紅葉以外にも見どころがあるので、仮に時期を外しても後悔しないはず。
ぜひ、検討してみてください。

なお、参考までに5位までの評価を表にまとめました↓

4位以下の山の情報も、このブログに書いています。
こちらからご確認ください↓
【保存版】関東周辺で楽しむ日帰り紅葉登山ベスト15|絶景&穴場&犬連れOKコースを厳選紹介!

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