意外にリーズナブルで簡単!?
「あっ、白内障だ」
犬好きなら街中でそう感じることが少なくないはずだ。
犬も人間のように白内障になる。
なると目が見えづらくなり、物や壁にぶつかったり、つまずいたりする。
なので飼い主としては、できる限り予防したい。
そのひとつの方法が紫外線カットだ。
特に雪山が大好きなわが家としては、泰楽の目に紫外線を入れないよう最善を尽くさなければならない。
と、いうことで以前のブログ記事でもレックススペックスのゴーグルを紹介した↓
https://large-dog.iehikaku.com/archives/5835
同製品は、白内障の原因となる紫外線を99.9%カットする。しかも、警察の機動隊の盾の素材として使用されているポリカーボネート製。これで安心!
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と、思っていたら、やっちまった。思い切りキズを付けてしまったのだ。
下山後に「ポリカーボネート製だもんね!」と安心し切って用具入れに放り込み、その上にトレッキングポールを投げ入れる行為を繰り返した結果、このようにどう見ても視界の妨げになるキズをたくさん彫り込んでしまった。
「でも犬はそんなの気にしないでしょ」と高をくくっていたら、どうやらそうでもないらしい。
登山中頻繁に「これ取ってよ~!」と頭をぐりぐりしてくる。その不快感は想像以上のようで、他人でもちょっと頭を撫でられると「チャンス!」とばかりに、思い切りぐりぐりする。初対面の方なんですけど……
ならばレンズだけ交換しよう! このゴーグルならばレンズの取り外しは簡単だ。フレームの上下を持ってぐいーと引っ張ればOK。
そう考えて販売店に問い合わせをした。しかし、スペアとして販売しているのはミラータイプだけで、本体に付属するクリアタイプは個別に購入することは不可能だった――。
だったら自力で直すしかない。「メガネ レンズ キズ 修理」といったワードで検索したら、この商品が見つかった。
ホルツ 補修用品 コンパウンドミニセット
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これでメガネレンズをきれいに修繕している動画が見つかったのだ。ただし、メガネレンズの場合は、表面にコーティングがあるのでおすすめできないらしい。一方でポリカーボネートの場合は、素材自体に紫外線カット機能があるので、磨いても問題なさそうだ。
セット内容は「粗目」「細目」「極細」の3種類。とりあえず、端の目立たない場所を「粗目」から順番に使用して磨いていく。最後に「極細」で磨いて、すりガラスのように曇ったらジ・エンドだ。内心ヒヤヒヤ
ところがどっこい。意外に無色透明に仕上がるではないか。赤丸部分を磨いたが違和感がないように見える。
イケる!
親指の先から火が出そうな勢いで磨く。痛い!
だが、想像以上にキズが深くて「粗目」で削ってもなかなか消えてくれない。もう親指の皮が真っ赤か。
こうなったら最後の手を出すしかない。サーフボードのリペア用に常備している紙ヤスリだ。とりあえず1000番を引っ張り出した。
再度、指先から火が出る勢いで磨いたら、案の定、すりガラス状態になった。でも、これは想定内。ここから「粗目」「細目」「極細」の順番で磨いていく。
↑Before
↑after
するとどうでしょう、細かなキズはほとんど消えたではないですか!
透かして見ると、ほんの少~し白っぽくなって深いキズは残っているものの、視界は80%改善といったところ。
↑修繕前と比べてください
ちょうど目線の位置に大きなキズが残っているので、100%の仕上がりとはいかなかったけど、これで我慢してね
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