ゴールデンドゥードルの登坂力は高い!
前回の続きです。
思川でのカヌーツーリングを終えた時点で午後1時過ぎ。
我が家のパターンでは、この後
・清流で鮎、ヤマメ、イワナと戯れながらでシュノーケル(6月~10月)
・低山をトレッキング(4月~5月)
することになっている。
なので大至急折りたたみチャリでクルマを取りに行った。
正直、この作業はぜんぜん楽しくない。
なぜならトラウマがあるからだ。
はじめてこれを行ったのは気温35度の那珂川だった。
自転車を約10km漕ぎ、生まれてはじめて熱中症になってしまった。
約半分の距離を漕いだ時点で目の前が暗くなり、
「あれ、雨が降るのかな??」
と思っていたら意識が飛びそうになったのだ。
(そのときは休み休み漕いで何とかしのいだ)
だから自転車を漕ぐときは水を持参したうえで距離は8km以下と決めている。
大体は川が蛇行しているので道路の方が短い方が多い。
今回のカヌーコースは6.3km。
だから「6km以上漕ぐことはないでしょ」とあまり地図を確認していなかった。
ところがどっこい。
このときの道路はいったん川から右へ離れて、
急激に左へ曲がって到着する行程だった。
なので結果としてチャリを漕ぐ距離は約10km

この日は真夏ではなかったからよかったものの、
危うく昇天するところだった。
次回はもっと短いコースにしたい。
さて、そんなこんなでカヌーを畳んでから向かったのは、
晃石山(てるいしやさん):標高419m。
思川から10kmくらいしか離れていないし、
40分程度の登りで見晴らしのいい展望台(パラグライダーの発着場)に到着するらしい。
スタート地点は麓にある清水寺。
ヤマップの地図を頼りに出発!
ヤマップによると登りは40分とのことだったので、
持ち物は泰楽(ゴールデンドゥードル)のリードとウンチ袋だけとナメていたが、
しょっぱなから結構な急登。
おまけにスタートして5分でGPSがあるにもかかわらず、
ショートカットを狙って道を間違えてしまった。
嫁はすかさずご立腹

さらに40分で登頂のはずが、
1時間経っても到着しない……。
無言で私の50m後方を登る嫁。
はしゃいで私と嫁の間を往復しまくる泰楽。
やっぱ犬(子)は、かすがいだね🐶
頂上まで3分ほどのところにある晃石神社。
そしてやっとこさ頂上へ。
この正面に赤城山が見えるらしいが、当日はモヤがかかっていて確認できなかった。
息子は2人の間を往復しまくっての登頂なので、
さすがに疲れた模様。
この先10分くらいで展望台があるらしい。
でも、「暗くなってからキャンプの用意をするのか嫌です!」
と言い切る嫁に押されて大至急下山を開始。
息子は、登りは得意だが、
下りはビビりまくり。
↑ここでは2分ぐらい見守っていたが、
最後に「う~ワン!」(無理です!)と言ったので一瞬だけ抱っこしてやった。
最終的には2km、1時間37分の行程だった。
たった2kmしかないけど、結構手ごたえがあった。
そしてゴール地点の河原に戻っていよいよキャンプの準備を開始。
私は道具をクルマからダダダっと降ろすと、
「暗くならないうちに」
焚火に使う薪を拾いに行った。
通常、河原というものは大雨のときに流れてきた流木が散乱している。
だが、このときはぜんぜん見当たらない。
ただただ広大な河原が広がるのみ。
気づくとクルマから200mほど離れて薪を探していた。
そして
「河原にはないので端の藪を探そう」
と草むらをのぞいたときだ。
「河原にはないので端の藪を探そう」
と草むらをのぞいたときだ。
背後で
「ガサゴソ、ジャリジャリ」
と重量感のある音がするではないか。
実はこの日の朝、ゴール地点に到着した際に、
置き針漁(うなぎ漁?)をする地元の人と話をした。
その人は息子を見るとこう言った。
「犬は気をつけた方がいいよ。
ここの草むらには大きなイノシシが何匹も住みついているから」
私は背後で音がした瞬間にこの話を思い出した。
「お、俺の背後にデッカいイノシシがいる!?💦」
突進されたら命はないと、
とっさに振り返ったときに目に入ったものは!?



べりーまっちキュートな息子ではないか

200mもついて来ていたのかい?
父ちゃんは薪拾いに夢中で気づかなかったよ。
ホっと胸を撫でおろした。
そして無事に薪を集めてキャンプ開始。
料理はBBQからはじまり、
メインはバジルスープ(既製品)にトマト缶を入れた手羽先&餃子の煮込み。
締めにはインスタントラーメンを入れた。
思いつきでやってみたが、かなり旨い。
定番料理に決定。
食後は焚火を眺める。
いつもどうやったらより高く炎が出るか挑戦したくなる。
息子にとっては、はじめての一晩ノーリードだったが、
終始私たちのそばからは離れなかった。
先代犬は3歳くらいまで目が離せなかったのでこれには驚き。
特にしつけてないけど、やはりシーザー・ミランの教えを頑なに守っているせいか。
【中古】 あなたの犬は幸せですか /シーザーミラン,メリッサ・ジョーペルティエ【著】,片山奈緒美【訳】 【中古】afb
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ちなみに翌朝にウロウロしていると、
キャンプ地から50mくらいしか離れていない場所で、
どう見ても犬とは思えない足跡を発見した。
突進されなくてよかった~。
そして帰宅の途中で再度トレッキング。
目的地は佐野サービスエリアすぐ脇の三毳山(みかもやま):標高229mだ。
この山の麓はきれいに整備された公園になっている。
公園内には木道のトレッキングコースがあり、
さらにそこからクモの巣状に登山道が伸びている。
もしかして栃木県はトレッキング先進県なのか!?
かなり気持ちのいい施設だった。
この日の気温は28度。
とても4月とは思えない日差し。
三毳山へのコースはツツジが咲き乱れていた。
山の中は花の香りが充満。
これでも満開は過ぎている状態。
あと10日早く来ていれば満開で、
あと10日早く来ていれば満開で、
さらに桜も同時に楽しめたかもしれない。
三毳山(最高峰は青竜ヶ岳)の頂上は電線が気になるものの、
街を見下ろす眺望はなかなかだった。
下りのコースではシャクナゲのトンネルが。
こちらもピークを過ぎていたが、
「これが満開だったら
」

と想像を膨らませるには十分な迫力。
以上で今回の予定は終了。
川、山ともに「最高!」というレベルではないが、
息子のアウトドア度が高いことも分かったし、
とてもバランスのいい旅だった。
とてもバランスのいい旅だった。
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