犬とカヌー!「岩に激突でまさかのカヤック大破!」男鹿川(栃木県)

インフレータブルはいつかこうなる……。
水位:独鈷沢0.44m
5月12日、泰楽(ゴールデンドゥードル)としては2度目のカヌーツーリングへ出かけた。
場所は栃木県の男鹿川。
ここは関東ではかなり希少な抜群の透明度&安定した水量が期待できる川だ。
毎度のことながら泰楽は出発と同時にクルマ酔い状態。
約3時間の道中、「あと10分!」というところでゲロッパ
ゴール地点の公園に折りたたみ自転車を置くついでに河原へ連れて行き、嫁さんがテンションを上げようと跳ねまわるが、じっと見つめるのみ。
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初っ端からノリが悪い。
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出発地点は支流をちょっと遡った「どんどん滝」。
繰り返すが男鹿川は非常にきれいで周りの風景も美しい川だ。
透明度はコンディションが良ければ10mくらい。
ランク的には木の俣川(栃木県)のちょっと下レベル。
カヌーで下れるという意味では関東でトップクラスだ。
しかし、2015年の集中豪雨で川岸がメチャクチャになり、水深も浅くなってしまった。1年後の2016年に下ったときは、まだ両岸に大量の流木が積み重なっていた。
さて、その2年後の今回は、あの美しい風景が復活しているのか?
出発!
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まだテンションが低い様子。でもカヌーには素直に乗った。
泰楽は乗船するや否や嫁にべったりくっつく。
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「漕げないんですけど……」
しかし、今回は水がきれいなので、私たちが飛び込みなどをして「きゃっ、きゃっ」していたら、いつの間にか前を向くようになった。
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でも、高さ20㎝くらいの瀬に入るとすかさずバランスを崩して「沈」
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これを何度も繰り返していた。
泳力は、さすがにゴールデンレトリバーの血が入っているだけあってなかなか。
男鹿川の流れはけっこう早くて、早歩きくらいのスピードで進んでいくが、泳いでも何とかついてくる。
にらんだ通りカヌー犬の素質はアリ
そして肝心の景色はかなり復活していた。
ところどころに大きな流木が引っ掛かっているものの、前回のような悲しい気持ちになるほどではない。

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どこから眺めても美しい風景だった。
とはいえ、この日の水のキレイさは、こことしてはイマイチ。
透明度は5mもないくらい。
前日に雨が降ったのだろうか。
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そして潜っていてあることに気がついた。
それは「魚がぜんぜんいない!」ということだ。
災害前に潜ったときは、淵にウグイが100匹くらい群れており、さらに目を凝らすとヤマメとイワナが2~3匹という具合だった。
ところが今回はそもそも淵が浅くて、魚もイワナどころかウグイもほとんど見かけなかった。
今回は約5.5kmのコースで、釣り人は3~4人いたが釣れていたのだろうか?
(潜ると魚の居場所が分かるので、釣り人に「そこじゃないよ~」と言いたくなることが多々ある)
とはいえ、ここは水がきれい、スピード感がある、そこそこスリルがある瀬を楽しめる、と三拍子揃っている。
今回も楽しみにしていたビールを飲む暇もなく、1.5級クラスの瀬が連続しており、遊園地にいるように絶叫しながら下っていった。
しかしラスト700mという地点で大事件が……。
この川は直角カーブが多いことも特徴だ。
そして、ほとんどのカーブは波立つ瀬がセットになっている。
しかもこれも豪雨の影響か、インコースは浅くなっていて乗り上げてしまうので、アウトコースを通るしかない。
ところがアウトコースには必ず岩が待ち構えている。
だから何度も岩に「ボインっ!」とぶつかりながら進んでいた。
こんなことができるのはインフレータブルカヌー(ゴムボート)に乗っているおかげだ。
このときもカーブに差し掛かり、必死にコースを選んでいたが、吸い込まれるように外側の岩にぶつかった。
その瞬間
「プッッシュ~~~っ!」
カヤック側面が破裂&全員が沈……
なんとか泳いでカヌーを回収したが、家族全員が乗れる浮力は残っていなかった。
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対岸に流されて呆然とする嫁と息子↑
左側面を確認すると、カッターを一直線に引いたように25㎝ほど裂けていた。
ということで終了!スリルたっぷりの約2時間・4.8kmの川旅でした。
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その後は移動してキャンプ。
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ここは以前2時間くらい走り回ってやっと見つけた場所。
潜ると4~5匹のヤマメとイワナがいた。
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透明度は絶好調の男鹿川クラス。
ただし、いつも水量が少ないのでカヌーはできない。

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ディナーはバジルスープ(既製品)にレトルトカレーを入れて、豚バラ肉のブロックを煮込んだ。
〆はサトウのごはん&とろけるチーズ。結構な自信作だったが、前回のトマトスープ&ラーメンの方が美味かった。レトルトカレーをケチった(88円)せいだと思う。
とにかく最後のカヌー大破でちょっぴりブルーになったが、泰楽のタフさが分かって充実した旅でした。
翌日は早めに帰って泰楽のシャンプー&トリミング。
バリカンに加えてはじめてトリマー用のハサミを使って、胴体8㎜、足としっぽを太くカット。
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ビフォー↑
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アフター↑
短いところと長いところの境目が分からなくなるようにハサミを使った(嫁さんが)。初回としてはまぁまぁということにしよう。
※ちなみにカヌーを修理しようと販売元のコールマンに相談したところ、「25㎝の裂けめは修理できないと思います。とにかく一度送ってください」とのこと。
結果として修理はできず、中古のリンクスⅡを買うことになりました

最近は多くの人がパックラフトに乗っている。インフレータブルカヤックより弱いと思うけど、岩に当たって破裂しないのだろうか?

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