【静岡・大井川】青すぎる水面で犬と川遊び&犬カヌー|飛び込み・流され・楽しみっぱなしの夏解禁!

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自由に遊べる“淵”がこんなに多い川、なかなかない。
2025年6月7日 水位:駿遠橋0.00m

いよいよ6月。
この月から我が家の川遊びはスタートする。
ここでの川遊びとは「飛び込む」「泳ぐ」「潜る」だ。
なので4月と5月のカヌーは、「川遊び」ではなく、「川眺め」になる。

6月1回目の川遊び場は、ここ数年、大井川&支流となっている。
静岡県の川は、「温かい」「きれい」「ヒラタクワガタがいる」からだ。
さらにこの川は、大井ブルーと呼ばれる鮮やかな青の川面も楽しめる。


8時30分、ゴール地点の道の駅川根温泉(トイレあり)に到着。
機関車の線路脇に電動折り畳み自転車↓を置く。

スタート地点は昭和橋の上流の河原。
クルマで河岸までは入れる。


ここでしばらくクワガタ採りに没頭してしまった。
結果は、2.5㎝のヒラタクワガタが2匹。
過去最小記録を更新。
躊躇なくリリース。

嫁さんと泰楽に「遅くなってごめん、ごめん」とカヌー(インフレータブルカヤック)を膨らませる。
気温23℃。
それほど高くないが、初夏の日差しのせいで脇の下だけでなく、二の腕も汗ばんだ。

本当はこのパックラフトが欲しい!重量4.5kgは軽い!↓(現在のカヤックは20kgです……)


9時56分、川下りスタート。
天気予報では一日中曇り。
だが、頭上の分は青空が広がっている!

向かい風5~6m。
常に顔面に抵抗を感じるレベル。
水位は±0m(駿遠橋)。
理想より15㎝低い。
それでも軽快に風を切る。
意外に流れが速いぞ!


200m進むと0.5級の瀬。
漕がなくても勝手に乗り越えられる難易度。


その先が、楽しみにしていた1つ目の飛び込みスポットだ。
水深2m以上。
大至急、泰楽と一緒に飛び込み台の大岩に登る。
どうですか、この川面の青さ!
大井ブルーに輝いている。
これでも80点。
快晴ならもっと青く見えるはず。


冒険家でありながら、飛び込みが苦手な嫁さんは撮影係。
泰楽は離れた場所にいる嫁さんが心配。
一緒に飛び込んだら、一目散に嫁さんの方へ泳いでいった。
さびしい……


それでも「ここの岩は登れるかな?」いろいろな場所から飛び込みを試みる。
真っ赤な偉容が印象的な昭和橋の下も、バリエーション豊かな飛び込み台だ。


今年初めて家族全員で泳ぐ。
気づいたら1時間も遊んでしまった。
まだ、300mしか進んでいない。
左上の赤丸が、うちのクルマです……。

「ここから先は、私が船をコントロールするよ!」
嫁さんは、そう宣言して船長(後部席)に。


すぐに1級の瀬。
大井川は、青さとのんびりがウリだけど、最近は瀬が増えた気がする。
根っから冒険家の嫁さんは、奇声を上げて漕ぎ抜けていった。

先頭の泰楽は、焦って私の足を踏みつけて踏ん張る。
踏まない方が安定するでしょ!


とはいえ、青くのんびりとした流れも健在。
コバルトブルーに、ほんの少しだけミルクを溶かしたような川面。
これぞ大井川。


こんなに美しいのに、普段はほとんど人がいないところもこの川の特長だ。
だが、この日は4~5人の釣り師がいた。
鮎釣りが解禁して最初の土曜だからか。

最長・最大の瀬(と思っていた)は、鵜山森林公園手前にある。
1.5級レベルの龍の背中のようなギザギザの波が数十m続く。
ここも嫁さんの操縦でクリア。
彼女の鼻が2mくらい伸びる。

ここを過ぎたらゆったりとした流れが続いていた。
見上げると天気予報を裏切る晴天。
たまらず飛び込む。
空を見上げ、背中を伸ばしてぷかぷか浮く。
瞼を閉じても目玉がじりじりする。
この日差しを跳ね返して周囲の山が青々と輝いている。
その輝きをなぞるようにパラグラーダーがUの字を描いた。

このぷかぷか遊びは夏限定の楽しみだ。
本日、夏解禁!
とします。


家族で代わりばんこで流される。
そのときも泰楽は、嫁さんにべったり。
保護者気分のようです。

その後、なんと2級弱の瀬が登場。
船長交代。


私と泰楽の二人で挑む。
突き出た大岩をよけさえすれば、そんなに難易度は高くなかった。
私の鼻もぐいっと伸びる。

だが、この下見のときに耳栓(7000円)を河原に置きっぱなしにしてしまった。
(私はサーファーズイヤーなのです)
500m進んでそれに気づく。
7000円……。

SURFEARS サーフイヤー3.0 耳栓 サーファーズイヤー CREATURES

歩いて回収に行く。
30分以上のロス。


今回のコースで1番楽しかったスポットは、旧笹間渡発電所の前の淵
高さ3mの大岩から飛び込める。

淵なのに意外に流れが速くて、飛び込むと浮かんだと同時に、くい~んと流される。
そのつながりもアトラクション感覚で楽しい。


飛び込みが苦手な嫁さんは、流され専門。
淵の外まで流されていったら、泰楽が絶叫して追いかけていった。
淵の向こうは水深70㎝しかないので安全なんですけど――。
結局、ここでも30分以上遊んでしまった。

この淵からはゴールのSLの鉄橋が見える。
その距離約1㎞。
ラストスパート!と鼻息を荒くしたら、強風が顔面にぶち当たった。
風速推定7~8m。
だが、川の流れがそれよりも早くて、普通に漕げる。
南からの熱風。
風呂上りのドライヤーのようでむしろ心地よい。


全員ご機嫌でゴール。
ちょうど、きかんしゃトーマスが出迎えてくれた。

ここでスマホの記録を確認してびっくり仰天。
13.12㎞・3時間59分も費やしていた! 

前回は濁流だったものの、まったく同じコースで6.4km・1時間27分だった。
つまり、2時間は行ったり来たりで遊んでいたということ。

冷たくない、飛び込める、青い水面、害虫がいない、流れが速い、釣り人少ない。
初夏の大井川は、完全無欠級に楽しい。
関東+静岡県の川下り(カヌー)では、一番気に入っている。
※川で遊ぶだけなら男鹿川が一番だけど↓
https://large-dog.iehikaku.com/archives/7946


唯一の欠点は、ゴール地点から駐車場(道の駅)までが遠いこと。
我がカヤックの重量は20㎏。
これを300mくらい担ぐことになる。
しかもこの日は強風で、カヤックがゲイラカイトのように飛んでいきそう。
支えるのが苦行のようだった。

本当はこのパックラフトが欲しい!重量4.5kgは軽い!↓(現在のカヤックは20kgです……)


午後は支流でクワガタ採り&川遊び&キャンプ。


1本目からヒラタクワガタ3匹+チビノコ1匹。
そのうち1匹は56㎜。
お持ち帰り確定。
合計6匹捕まえた。


翌日は6時起床。
天気予報が悪いほうに外れて小雨。
雨雲と朝霧と川の流れをぼんやり眺めながら朝食。
7時過ぎ、帰路に就く。

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