犬と川遊び「透明度の高い支流に移動して貸切キャンプ」西俣川(山梨県)

飛び込み可能な滝つぼは健在!

8月3日、富士川をカヌーで下った↓
https://large-dog.iehikaku.com/archives/7424

時刻はまだ午後12時過ぎ。
大至急、支流の西俣川へ移動して川遊び&キャンプだ!

西俣川の上流部は透明度が高く、いつ行っても貸切状態。
おまけに近くでミヤマクワガタが採れるし、広くて星空がよく見える河原でキャンプもできる。

強いてデメリットをあげるとすれば、沢登りが100mくらいしかできないこととヤマビルが多いこと。
それでもメリットの方が大きく、川遊び歴30年の中でも大変気に入っているスポットだ。

「さぁ、70mmオーバーのミヤマクワガタを採るぞ!」
わっくわくでアクセルを踏み、林道を奥へ奥へと進む。

そこで想定外の事態が――。
山奥の林道なのに、やたらとダンプカーとすれ違うのだ。
おそらく100%的中する嫌な予感……。

一気にテンションが半減。
ドキドキで川遊びポイントの手前にあるキャンプ予定地の河原に到着。
案の定、直径1mの岩が並んで入口を塞いでいた――

だが、その先にも多少狭くなるがキャンプ可能な河原がある。
そこならば!?

どデカいショベルカーとダンプカーが轟音を響かせてお仕事中だった

まぁ、そもそもこのような林道は河原を工事することも考慮してつくっているのだろう。
そこを利用しているのだから文句をいう筋合いはない。
とはいえ、富士川エリアは常に河原をいじっているんだよなぁ。
それだけ洪水が多いのだろうか――。

キャンプは、ほかの場所でやるしかない。
肩をがっくり落とし、少し戻ったミヤマクワガタポイントをチェックする。
駐車スペースにクルマを停めると、目の前をダンプカーが砂埃を天高く巻き上げて通り過ぎる。
「こんなところで何やってんだ。邪魔だな!」
と思われているんだろうなぁ。

20本ほどあるコナラの森。
そのすべてをキックする。
3分に1度、ダンプカーの轟音&振動。
結果、メスのノコギリクワガタ&コクワガタのみ。
昨年に続き今年もクワガタとご縁がない……。
(一昨年はここで64mmのミヤマ、ほかの場所で60mmのヒラタを2匹採った)

気持ちを切り替えて、工事現場よりさらに上流の川遊びポイントへ向かう。
到着するとダンプカーの轟音は届いてこない。
ほっとする。

大至急、着替えて川遊び開始!


相変わらず秘境感満点!

わが家の川遊びは、基本的にシャワークライミング(沢登り)だ。
ここはスタートしてすぐにゴルジュ(両側が岩壁になった渓谷)になる。
たった100m程度のコースだが、最初から最後まで秘境感たっぷりで、ゴール地点は飛び込みができる滝つぼになっている。


小さな滝を乗り越えて先に進む。

淵はゴールの滝つぼを含めて3つ。
1つめを潜る。
水深1m。アマゴ4匹(12cm)。
いつもどおりだ。
ただし、透明度が5mしかなかった。
いつもは7~8mあるのに。
水量が少ないからか?

でも、最大の楽しみは滝つぼでの飛び込みだ!

目的達成!
泰楽も誘って飛び込みを繰り返す。
でも、付き合ってくれたのは最初の1回だけ。
あとは
「お母しゃんと遊んだ方が安心できます
とおもちゃを持つ彼女にべったりだった

しかしながらこれでいいのだ。
関東の清流ならば冷たくて泰楽は今頃ぶるぶる震えている。
何時間でも遊んでいられる水温はありがたい。

しかしながらキャンプをすることを考えると、いつまでも遊んではいられない。
1時間ほどで切り上げて、数年前まで通っていた秘密の沢へ移動することにした。

なぜ最初からその沢へ行かなかったのか。
まず、富士川本流からクルマで1時間以上かかる。
しかもその道路がくねくねで、ごつごつの落石だらけ。
危ないったらありゃしないし、パンクの可能性も高い。
それに川はきれいで魚影も濃いが、肝心の飛び込みができる淵がない。

道中、嫁さんはずっと横でいびきをかいていた。
やることがないのだから仕方がない。
黙々とハンドルを切る。
「もうこんな気を使う道、運転したくない!」
そう叫びそうになった頃、キャンプ地に到着。

時刻は17時。
薪拾いなどキャンプの用意を考えると1時間しか遊べない。
なお、嫁さんは夕方から川遊びをすることはない。
髪が乾かないから?

「イ、イスとテ、テーブルは出しておいたから川に入らせて~」
叫びながら目の前の浅い淵に飛び込む


暗くてピントが合わない……。
水深70cm。
長さ10m。
顔の脇で20匹ほどのカワムツの群れがくるくる回っている。

水深計(腕時計)↓

うれしかったのは水の綺麗さだ。
透明度は西俣川よりワンランク上。
夕方なのに10m先にいる魚もはっきり見えた。

でも魚種までは分からない。
川底を掴んでそぉっと近づく。
流れに逆らいながら進むので首が痛くなってくる。
明日は絶対に筋肉痛だ。

やがて薄っすらとパーマーク(楕円形の模様)が見えてきた。
12cm程度の子アマゴだ。
それも1匹ではない。
10匹近くが私に気づいて右往左往していた。

子どもなので遠くには逃げない。
中には50㎝くらいまで近づいてくる子もいる。
20㎝を超えてもこの様子なら捕まえて食べちゃうのになぁ。
じっとその子たちの動きを観察する。

5分くらい眺めていたら寒くなってきた。
西俣川より透明度が高い分、水温も低いようだ。

立ち上がり上流に向かって歩きはじめる。
数十cmの丸い岩がごろごろ。
水深はどこも20㎝前後。
100mくらい進んでUターンすることにした。

泰楽と一緒に薪を拾い、肉を焼いて、赤ワインを飲む。
ここは森が深くて星空が見えない。
でも、蚊とヤマビルがいないところはいい。
クワガタ採集用に持ってきたランタンの周りはカナブンだらけ。
星の代わりにずっと焚き火を見つめながら次回行く川について会議する。
10時20分、就寝。

5時30分、起床。
やはり首がなんとなく痛い。
まるごとバナナで簡単に朝食を済ませてから片付けをはじめる。


7時に家族全員でシャワークライミング(沢登り)をスタート。

日の当たる場所で潜ったら、やはり水質は相当高かった。


200mくらい進むと、キャンプ地前よりも広いプールがあった。
だが、深さは1mなので飛び込みはできない。
飛び込みをしない嫁さんは大喜び。
ニッコニコで15mプールを5往復はしていた。
泰楽は盲目的にそれについて行く。
アウトドアでは、なぜか彼女から離れようとしない。
ぽつんとたたずむ私。
家族が喜んでくれるのが一番!

9時30分、千葉に向かって出発。
帰宅後に泰楽を洗う。

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