犬と川遊び「深く美しい淵を貸し切って飛び込み祭り!」大河内川(三重県)

上流には神秘的な淵と双子の滝が!

大河内川(三重県)をカヌーで下った後は、上流に移動してキャンプだ。
※川下りの様子↓
https://large-dog.iehikaku.com/archives/2551

なぜそこをキャンプ地としたのか?
それは目の前に飛び込みができそうな淵があったから

限りなく透明に近いクリスタルブルー。
極上の遊び場を目の前にゆっくりランチタイム(コンビニ弁当)
見れば見るほど吸い込まれそうな淵だ。

食後はシュノーケリング&飛び込みタイム。
潜るとそこはお魚の王国だった。
視界いっぱいに小魚の世界が広がっていた。
透明度10m。
水深2m。

今まで30カ所くらいの河原でキャンプをしてきたが、こんなに
・透明度が高くて
・魚が多くて
・深くて
・水温が高くて
・貸し切りできて
・クルマを横付けできる
場所はなかった。
過去最高のキャンプ地
だ。


大至急、飛び込みを4回繰り返す。
この淵から焚き火をするイスまで5m。
た・ま・ら・な・い

 


思う存分潜り、飛び込んだら家族サービス開始。
泰楽のおもちゃを持って上流へ探検だ。

嫁さんは、あらゆるスポーツの中で、沢登り(シャワークライミング)が一番好き。
彼女は「落ちたら骨ポッキリでしょ!?」という見上げるような滝でもニコニコで登っていく。

対する私と泰楽は高所恐怖症だ。
2人とも高さ2mを超えるとブルブル震える。

そんな私は、飛び込みと魚を探すシュノーケリングが大好物。
(なぜか飛び込みは5mまで平気)
そして泰楽は、とにかく家族と一緒に遊ぶことが生き甲斐。

なので
嫁は見上げる滝を目指し、
私は深~い淵と大イワナを目指し、
泰楽は家族と離れないことを目指し、
清流をさかのぼる。


早速100m先の淵で18㎝のアマゴを発見。
その先は小魚天国
じっとしていると顔にぶつかってくるほど近づいてくる。
食べちゃうぞー!
(この後、本当に素揚げにした)


モクズガニも獲り放題。
(調理が面倒なので食べません)

1㎞ほど進むと急に河原が無くなり、両側が切り立った岩壁のゴルジュに。
歩けないので泳ぎながら先に進む。
秘境感が、ぐんっと上昇!

 


すると突き当りにクラクラするほど美しく深い淵落差3mほどの双子の滝が立ちはだかっていた。

淵を目の前に左を見上げるとそそり立つ岩壁。
右を見上げてもそそり立つ岩壁。
両者とも高さは約10m。
振り返れば数十m泳いできた透明で冷たい流れを、同じく垂直の岩壁が切り取っている。
それらの上に木々が茂っているので川面は微妙に暗い。
ただでさえ透明度が高すぎて「吸い込まれ感」が高い淵が、より冷酷に感じる。

嫁さんも泰楽も同じ気持ちなのだろう。
黙る。
聞こえてくるのは「ざざざーっ」という水が流れる音のみ。

こんな秘境感満点の淵を前にしていつも思うのは、
「川底に鹿の骨が沈んでるんじゃないの!?

この考えが浮かんだ瞬間、ヒヤっとする。
だがここで引き返したら、最低1か月間はやり残した感に苦しめられるだろう。

「うりゃ~~っ!」と潜ってみる。

水深3m。
20㎝アマゴ1匹。
巨大モクズガニ1匹。
ちなみに今までこのような気合の潜りを30回くらい行ったが、鹿の骨が沈んでいたことは1度もない。

水深はこれで測った↓

骨が沈んでいないことが分かると、
「楽勝でしょ!」
「あの滝を登るでしょ!」
というワクワクがムクムク湧き上がる。

嫁さんも同感のようだ。
しかし、泰楽だけは反対票を入れた。
淵の手前の岩に乗ってテコでも動かず、
「大変恐縮ですが家族よりも自分の命のほうが大事です!」
と大袈裟なことを言っている。

なので泰楽はお留守番。
2人で滝を二つに分ける高さ3mの岩によじ登る。


↑赤丸が泰楽

するとそこからさらに川幅が狭くなり、より秘境感を増幅させるゴルジュが続いていた。
だが目を奪われたのはそこではない。
滝の上部も淵となっており、そこだけ異世界のようで釘付けになってしまったのだ。

二筋の滝は、この淵から水があふれることで生み出されていた。
ところが淵自体はまったく流れを感じさせない。
ガラスのように滑らかなとろ~っとした水面がたゆたっているだけ。
そこだけ時間が止まったような空間――。

嫁さんも私も声が出せずうっとり。
なので写真は無し

とはいえ、うっとりタイムは3分ほど。
見るだけではもったいないと飛び込んだ。
「この泉こそ大イワナの住処だ!」

しかしイワナどころか小魚もゼロ。
ただし川底には、帯状の陽が差し込んでゆらゆらと揺れていた。
美しい……。

気がつくと遠くから泰楽の悲痛な叫びが聞こえた。
「わんわんわん(さびしいよぉー!)」
それでも2人は無視して潜りまくった。

2時間かけて往復約1㎞のシャワークライミング。
歴代最高の美しさだった。

17時にキャンプ地へ帰還。
お魚キラー(わな)でオイカワとアブラハヤを捕って素揚げにした。
どちらも臭みがなく淡白でハゼ並みに美味しかった。

翌朝は6時10分起床。
往古川へ向かう。
透明度は10m以上。
大河内川より上。
淵と線路近くの急流を中心に17㎝前後の鮎の群れがいた。

13時に出発して横浜青葉で渋滞し、20時に帰宅。

今回の川はどこも透明度バツグン。
しかも生き物が多い。
銚子川に限らず三重県の川はいい!

でもカヌーで下れるところは瀬と淵が少ない。
次回は櫛田川で遊びたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました