犬と楽しめる川遊びの穴場(秘境)を見つける方法

グーグルマップの航空写真をフル活用!

私の趣味は、
・サーフィン
・登山
・カヌー(ダウンリバー)
・川遊び(清流オンリー)
だ。

その中で一番好きなのはどれかと問われれば、
「う~~ん、う~~ん」
と身もだえながらも
「川遊びです!」
と答えると思う。

その理由は次のようになる。
・サーフィン
40年近い波の取り合いに疲れ切ってしまった。
また、千葉の海岸の地形がすっかり劣化して年に2~3回しかいい波が立たない(週一サーファーです)。

・登山
登頂するのにツラさを感じるときがある。
ただし、ツラくないと達成感もないのでこのバランスが非常に難しい。
天候が急変して山頂でがっくりすることもある。
また、基本的に犬連れなので、人気の山だと非常に気を使う。
泰楽(ゴールデンドゥードル)が一番好きなのは登山なんだけどね。

・カヌー
単純に漕ぎ続けることに飽きる。
なので、結果的にダウンリバー中の半分は川遊びになる。

・川遊び
清流の中は涼しい・美しい。
それゆえ潜るだけで気持ちいい。
特に深い淵の中は前後、左右、そして上下に思い切り動き回れるので、
全身を使い切っている感
も味わえる。
それが爽快。
同じ動きができるのは、おそらくスキューバダイビングと宇宙遊泳だけ。
どちらもお金がかかるので我が家向きではない。
また、
「ここにイワナが隠れているはず!」
と予想して岩の隙間を覗き、
見つけた瞬間の
してやったり感
がたまらない。
こんな感じで、趣味の中で唯一「つまらない・ツラい」といった場面が少しもない。

以上のような理由で、趣味の頂点は川遊びだ。
それゆえ、そのフィールドにはとことんこだわる。

理想の条件はこれらだ。
1.透明度7m以上
これだけあると、水上から淵の底の石を一つひとつ見分けることができる。
また、潜っていても濁りをほとんど感じない。
とはいえ、「歯を磨いてもいい」と思えるのは15m以上かなぁ。

↑これで透明度15~20mといったところ

2.いつ行っても視界に誰もいない
基本的にプライベートでは人に気を使いたくない。
そしてアウトドアでは泰楽をノーリードにしてあげたい。
だから他人の気配はあってはならない。

3.クルマで河原に入れる
川遊びが終わったら、即ビールを飲みたい。
すぐに宴会をはじめたい。
だから車中泊が基本の我が家は河原にクルマが入れるところしか選ばないのです。
テント泊をしない理由は、単純に不器用なので、設営中に「あぁ~もうっ!」となるから。

4.飛び込みができる深さの淵がある
潜ることと同じくらい飛び込みが好き。
スカッとする。
ベルトコンベアのように続けたい。

5.魚が多い
普段の生活で、泳いでいる清流の魚を見ることはない。
だから川の中を覗いた瞬間に、清流の魚の群れがぶわっと広がっていると、興奮が爆発する。
突然、3D映画の世界に入り込んだような非日常を感じるのだ。
その魚は鮎が理想だが、カワムツ↓でもいい。

アマゴやイワナの大群も感動するが、
同時に「放流=他人の気配」も感じて少々冷めてしまう。

↑感動的な透明度。そして魚影の濃さ。でも、これはどう考えても放流直後でしょ

これだけの条件を満たす川は、めったにない。
特に「クルマで河原に入れる」場所は、年々入口に柵ができて激減している。

↑数少ない理想的な川遊び場。ただし、クロカンタイプのクルマが必須

とはいえ、川遊び場探し歴30年。
地図やネットを駆使して上記5つの条件中、
最低3つはクリアする場所を見つける方法をマスターした。

今回はそんな
「犬と楽しめる川遊びの穴場(秘境)を見つける方法」
をご紹介しよう。

用意するもの
1.10万分の1地図(私は『マックスマップル』を使用)
2.パソコン(スマホだと地図表示が小さい)

やること
1.目的地周辺の地図を確認
私の場合は、富士川や大井川などをダウンリバーした後に川遊びをするので、必然的にその発着地点周辺になる。

2.本流に直接注ぐ支流の中で林道沿いに流れるものをピックアップする
支流の支流の多くは、細すぎて泳げない。
そして、国道や県道沿いの支流の多くは、周辺に民家が多い。
なので狙うのは林道沿いだ。
マックスマップルだと白抜きの道になる。

↑例えば赤囲みのような道。ただし、ここは行ったことがないので実際の様子は知りません

3.グーグルマップの航空写真で、ピックアップした川周辺の民家の密集度を確認する
林道と思っていた道路が意外に立派で、民家が多いこともある。
そのことはグーグルマップの航空写真で知ることができる。

4.民家が少ない川の中で、河原が広い場所をグーグルマップの航空写真で探す
河原が広くなければクルマは入れない。
そして河原が広くなければ陽の光が入らないので、
1日中暗くて楽しめない。
なお、そもそも河原がない川のほとんどは、両脇が崖になっているので、
例えテント泊を狙っても不可能な場合が多い。
無理やりしてもヒルの嵐かも。

↑航空写真を確認すれば河原の広さは一目瞭然!

5.グーグルのストリートビューで現地の様子を確認する
ストリートビューでは、かなりの山奥まで閲覧可能だ。
これによって「河原に入れると思ったのに柵がある」といったことが分かる。

6.候補地の漁協の様子を調べる
努力の末に「ここだ!」と思える場所を見つけても、
行ってみたら釣り人だらけで川遊びどころではない、
といったことも少なくない。
念のため調べておいた方がいい。

ここまでして候補地が絞れたら、あとは現地に行ってみるしかない。

現地での心構えは、
一に根性、
二にガソリン代を気にしない。
※その代わり私は自宅で昼食をとり、
友人と外に飲みに行くのは年に2~3回なので小遣いはほぼゼロです……。

嫁さんに怒鳴られようが、
それを通り越して能面のような表情をされようが、
憑りつかれたように探すしかない。

その結果、パラダイス・秘境が発見できれば、
ご機嫌は完全復活するはずだ。

なお、秘境で遊んだら絶対にゴミは残さないようにしてほしい。
「ここならニホンオオカミが絶対にいる!」
と思えるような渓流の奥の奥に行っても、
なぜかペットボトルか空き缶が落ちているんだよなぁ。
“とっていいのは写真だけ。残していいのは足跡だけ”
お互い気をつけましょう!


↑秘境は野生動物の宝庫。熊にも気をつけましょう

 

 

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