たった10分で穴場の絶景スポットに到着!
那珂川の紅葉カヌー記事↓の続き。
https://large-dog.iehikaku.com/archives/3512
翌朝は5時50分起床。
気温2℃。
まだ薄暗い。
でも周りが霧に包まれていることは分かる。
川面は、そこに流れがあるのが分からないほど真っ白。
「これは期待できる」
なにに?
それは乞うご期待。
大至急、嫁さんを起こし(泰楽は一人が起きれば必ず起きて来る)、トレッキングシューズを履いて川沿いを歩く。
嫁さんは、目がしょぼしょぼで足取りはふらふら。
この時点で夜明けを迎える。
下流へ1㎞ほど進むと鎌倉山登山口に到着。
すでにクルマが3台停まっている。
嫁さんは、ここまで目をしょぼしょぼさせていたが、朴葉を見つけると目が覚めたようで拾いはじめた。
なにをしているの?
意外に急な斜面(階段)登ること10分。
汗が吹き出し、ダウンジャケットを着てきたことを後悔しはじめたころ、
左の頬に射貫くような朝日が指し込んできた。
「まぶしい~っ!」
光のほうへ顔を向ける。
そして腰が抜ける。
極上の雲海だ。
眼下は見渡す限り朝日を浴びた雲・雲・雲。
しかも紅葉の赤や橙が華やかさも加えている。
これは期待以上だ!
鎌倉山の標高は216m。
たったそれだけなのにこの豪華な眺め。
まさに穴場の絶景スポットだ。
今まで雪山を中心に登ってきたが、費用対効果では間違いなくナンバーワンの風景だろう。
正直
「天狗岳(八ヶ岳)より上!」
と思ってしまった(今考えるとあり得ないだけど)。
私はせっかちなので普段頂上では長居しないほう。
それなのに、ここではなんども泰楽の横を通り過ぎる人たちに「すいましぇん、すいましぇん」と頭を下げながら、ありとあらゆる角度からこの前代未聞の風景を味わってしまった。
繰り返すがこの手軽さで、この絶景が拝めるなんてアンビリーバブル。
「生きててよかった!」とさえ、感じてしまった。
ここで嫁さんの朴葉が登場。
もくもくの世界を数十分見とれていると、段々と雲が去って下界が姿を現してきた。
ここは那珂川の流れを眺める名所でもある。
一か所で二度おいしい。
帰りは家族全員上機嫌で頂上まで通っている車道を下る。
たぶんピストンすれば30分くらいのコースだが、
1時間30分も費やしてしまった。
おそらく今回の二日間コースは永久定番になると思います。
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