支流でアマゴとイワナの生態調査
水位:北松野-4.73m
昨年(2021年)のカヌー記録は、秋以降のものを公開していなかった。
なので今年シーズンに突入したタイミングで記しておこうと思う。
9月上旬。午前8時にゴール予定の新内房橋に到着。
歩き回るがクルマで下りられる場所なし。
仕方なく川から200mの駐車場をゴール地点とする。
(20kgのカヤックを担いで河原へ下りるのは辛い!)
スタートは稲子川合流地点。
稲子川をのぞくと小魚の群れを発見。
大至急潜る。
なのでスタートは10時20分。
直近に雨が降りまくったおかげで水量が多く、
ジョギング並みのスピードでズンズン進む。
常時1級の瀬。
途中に100m以上続く2級弱の瀬が2つ。
真っすぐなので楽しく漕ぎ抜ける。
ところがどっこい!
ゴール手前200mで、
川のど真ん中に高さ1m×横3mの大岩があり、
その周りが3級クラスの瀬という難所があった。
事前に察知し、嫁は危険なのでビデオ係に。
泰楽(ゴールデンドゥードル)とふたりで挑戦する。
「あそこをこう漕いで、
それからこうやってーー」
流れは読めた。
後は思いっきり突っ込むのみ!
しかし、考えが甘ちゃんでした。
大岩を意識するあまりに5m右の小岩に衝突。
泰楽がすっ飛ぶ……
くやしぃ~~っ!
なので再挑戦。
だが、今度は大岩の脇の段差でバランスを崩して船体がグルンっと回転。
泰楽が再度沈
猛烈にくやしいが実力と諦める……。
その後、嫁が最後の200mの激流を身ひとつで流されたいとニコニコ顔でいうので、
引き続き泰楽とふたりで漕ぐ。
そこで事故発生。
流れが強すぎてゴール側の河原に近づけず、
ゴールを過ぎて1級強の瀬に突っ込みそうになる。
人生で一番必死になって漕ぐが流されるばかり……。
「あぁ、遭難ってこういう場面がはじまりなんだ」
と頭によぎる。
そこで泳いでいた嫁が登場。
カヤックを
「むんずっ!」
とつかみ、
岸のほうへ引っ張ろうとする。
濁っていて分からなかったが、
意外に浅くて足がつくのだ。
ぼくも一目散にカヤックから降りて、
ふたりで引っ張っていく。
夫婦でヘトヘトになりながらなんとか上陸。
自分の情けなさにウルトラブルー……。
もっと手前からゴール側へ漕げば良かった。
教訓
「急流では自分が思っていた力の半分のしか発揮できない。
だから150%の安全策を講じる!」
1時間・3.8㎞コースでした。
チャリは5㎞・17分。
大至急、お魚天国の稲子川へ戻って潜る。
家族でほのぼの遊ぶのも楽しい。
その後は支流へ場所を移してゆっくりクワガタ獲り。
ここでは7月に64㎜のミヤマクワガタをゲットしている。
しかし今回は樹液さえ出ていなかった。
肩をがっくり落としてキャンプ開始。
そこはいつも広々無人。
さらに大きな鹿の骨格が展示されていて清々しい。
ディナーは鮎の素揚げからスタート。
メインデュッシュは冷凍ピザ。
でも、侮るなかれ。
追加で生ハム、ズッキーニ、生バジルをトッピング。
家族全員で悶絶&大絶賛
赤ワインにぴったり!
朝の餅入りあずきホットサンドも文句なしの旨さだった。
翌朝は上流のさらに支流へ沢登りに。
ここが結構な秘境感。
岩に囲まれた渓流を流れに逆らってガシガシ進む。
淵を見つけたら必ず潜ってアマゴとイワナの生態調査。
嫁は滝登りが大好物。
雪山どころかカヌーよりも楽しいらしい。
ぼくが怖がらなければ10mの高さでもワシワシ登っていく。
(無謀ですよぉ)
最終地点は深~~~い滝壺。
ぼくは高所恐怖症なのに、飛び込みが大好物。
この滝壺は水面が狭いので、落下地点を慎重に定めて落ちる。
嫁は飛び込みが大嫌い。
鼻に水が入らない方法がどうしても分からないそうだ。
「鼻をつまんで飛び込め」と言ったら、
それでも入ると言う。
ぼくも訳が分からん。
だから諦めていつも泰楽を誘う。
だが、ビビって絶対について来てくれない。
レトリバー系はみんな水が好きなはずだが……。
そこでがっかりしていると
「ボクちゃんだって半分の高さならできるぜ!」
と勇気を振り絞る。
手が使えないと難しい場所でも必死について来るし、
相棒として合格ですよ!
我が家ではケガをしないと判断すれば基本的に手助けはしない。
これが「群れ」の絆を強める秘訣
コメント