犬とカヌー「川遊びのために秘境の滝壺ポイントへ」鬼怒川・大芦川(栃木県)

垂直10mの岩壁を犬がカモシカのように登る!
水位:佐貫(上)296㎝

7月中旬、鬼怒川へ向かった。
毎度おなじみの籠岩からスタート。

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直後にある2級の段差から爽快。
気持ちいい~~っ!

ただし、泰楽(ゴールデンドゥードル)だけすっ飛ぶ。

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↑後ろに写っているのがその段差。

今回も透明度は高い。
御岳並みのブルー。
所々の川岸に奇岩、川底には一枚岩がある。

一枚岩には亀裂が入っていて、のぞき込みたくなるが、水が冷たすぎて長くは潜れない。
2回だけ潜ったが魚はデッカい鯉のみ。
岩には鮎のはみ跡はあった。

瀬は1.5級クラスが5~6か所。
ヤナ前の瀬は100m続いてバツグンの爽快さだった。

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水位が足りないので岩が出た瀬が多い。
3か所くらい歩いた。
水位は3.2mは欲しい。

岩が見えにくい&嫁が四十(五十?)肩なので前席で漕ぐ。
上手く避けられず沈はしないが自己評価70点連発。
自分にがっくり。
しかし、後席に移るとエグいカーブを何とか漕破する。
合格!

水がきれい&奇岩多い&瀬もそこそこなので楽しかった。
2時間3分。6.4㎞。

その後、大芦川に移動。
6年前に過去最大7.1㎜のミヤマクワガタを採取したポイントに寄る。
だがコクワ1匹のみ。
今シーズン最大クラスの楽しみだったので鬼がっくり。

川遊びをしに秘境の滝壺ポイントへ。
ここは垂直に近い10mの崖をロープで下る。
なので先代犬(バーニーズマウンテンドッグ)はクルマでお留守番していた。

だがゴールデンレトリバーの血が入る泰楽ならもしかして……?
半分冗談で泰楽を下から呼ぶ。
内心「怖気づいて立ち尽くすだけでしょ」。

ところがどっこい。
所々で立ち止まりながらも下り切った。

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「やるじゃん!」
(かわいくて仕方がない)

水位は通常よりも1mくらい足りないようで、滝壺の水深は1.5mくらい。
これでは飛び込みはできない。
残念。

ここ2年くらい、どこの川へ行っても水深が浅くなっている。
砂利がたまっているのだ。
山の放置や豪雨のせいだろう。

とはいえ水のきれいさは期待通り。
透明度は10mオーバー。
阿寺川よりは若干劣るが蛇尾川と同クラス。

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ヤマメは18㎝くらいのが3匹くらい。
魚も減って、サイズも小さくなっている……。

嫁さんがボールを投げて泰楽と遊びはじめた。
息子は多くのレトリバー系と違って飛び込んでまでボールを追いかけない。
だが、投げれば何度でもゆっくり取りに行く。

だが今回は様子がおかしい。
これで息子は遊んでいるのか?
どう見ても苦しそうだ。

嫁さんは、あえて流れのきつい場所にボールを投げて息子を鍛えていたのだ。
まさに
獅子は我が子を千尋の谷に落とす!

「獅子は生まれたばかりの子を深い谷に落とし、這い上がってきた生命力の高い子供のみを育てる」という意味。
でも、そんなに鍛えて何の役に立たせる気だ??

さて、そんな楽しい時間は15分程度で終了。
水が冷たすぎてフルスーツを着ていても我慢できないからだ。

問題は泰楽をどうやって崖を登らせるか。
先に嫁に登って付いて行かせ、落ちそうになったら下で私が支えるしかない。

冬山登山のために脳内シミュレーションは何度も行ってきた。
できるはずだ。
だが、体重30kgオーバーの物体が頭上に落ちてきたら……。

腹をくくって待ち構えることにした。
だって、そのことを覚悟で大型犬を選んだんだもの。

ところがどっこい!👀

息子はニッコニコしながらロープを伝ってよじ登る嫁に付いて行くではないか。

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ぴょんぴょんぴょん!
ぴょんぴょんぴょん!

その軽やかな様子は、まるで白いカモシカ
驚愕!

かわいさを通り越して尊敬してしまった。
ゴールデンドゥードル万歳・万歳・万歳。

雨が降り始めたので帰る。

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