犬とカヌー・川遊び「高さ5mの美しい清流の滝を登る!」中河内川(静岡県)

あばらを骨折しているのに登りたくなる滝
水位:玉川72㎝

昨年初秋の備忘録。
2021年10月上旬、静岡県の中河内川へ。
渋滞なしで8時18分ゴール地点に到着。
ここはコロナ禍以降、大人気のBBQスポットとなってしまった。
クルマで河原へ入れるし、トイレもあるからだ。
なのですでに10台くらい停まっていた。

スタート地点は多摩川中学校の脇。
9時15分スタート。
この日は水位が低めのためか水がきれい。
透明度は7m。
気田川より上。
嫁さんはすぐに目を輝かせ、
「ガマンできません!」
と飛び込む。

透明度が高い川は漕いでいても気持ちがいいー。
くっきりと見える川底の岩が
たたたたたぁ~~っ
と後ろへ流れていく。

だが、水深が足りずに最初の瀬で座礁。
そのすぐ先の橋をくぐったところも歩いた。

次の瀬は30mくらい続く1.5級クラス。
ばいんっ!
ばいんっ!
と適度なスリルで爽快。

ここを
「ひゃっほー!」
と通り抜けると嫁さんは
「ガマンできません。流されてきます」
とさっとシュノーケルを片手にカヌーから降り、
とととととっと上流へ駆けて行って、
しゅわっと身一つで瀬を下ってきた。
そしてまた上流へ駆けていく……。

ぼくは2回目までは微笑んで見守っていたが、飽きたのでちょっぴりカヌーで下る。
その先に飛び込み&ターザンポイントがあるのだ。

だが、この日はやはり水深1.3mくらいと浅く、飛び込みできず。
仕方なく淵で泳いでいた。
すると絶叫が!

「痛~~い

ベルトコンベアーのように瀬を流されていた嫁が、
あばらを岩に強打したらしい。

河原にうずくまる嫁。
大至急駆け寄るぼくと泰楽(ゴールデンドゥードル)。

「大丈夫!?」
「うっうっうっ、大丈夫!」

笑顔全開で今度は泰楽に飛び込み指導をすると言う。

なかなかの先生っぷりでした。
その間に今度は、ぼくが瀬に流される。
嫁はこのどこかで胸を強打した模様。

魚は淵にカワムツと鮎がちょこっと。
そんなところも気田川に似ている。

その後も水深浅め。
ところどころ歩く。
でも、透明な川面と青い空。
気持ちいい~~。

最初の堰堤は真ん中に船体を落とした。
橋の下の堰堤は、左の魚道に水がなかった。
仕方なく右のテトラ地帯に落とす。
結構な落差で緊張した。
最後の落ち込みは1m。
軽い気持ちで落す。
途中で泰楽に引っかかれて新品ウェット(サーフィン用なので9万円!)が破れた

釣り人は全部で6人。みんな声をかけると竿を上げてくれた。
いい人ばかりだが、やはり気を使う。
結構遊んだ&5か所くらい歩いたで2時間45分。7.0㎞。
チャリ14分・3.6㎞。

その後は嫁さんが待ちに待った支流でのシャワークライミング。

ここはぼくがもっとも気に入っている秘密場所。
(クロカンタイプのクルマじゃないと近づけない)
短時間なら海パンでも入れるほど水温が高く、なにより透明度が20m近くて、飛び込み可能な淵が3つもある。

早速、第一淵に潜る。
川底に20㎝クラスのアマゴが1匹。
2mくらいまで近づくと目にも留まらぬスピードで下流へ逃げる。

第三の淵の先は高さ5m以上ある滝だ。
なのでいつもここがゴール。

しかし、今回は違った。
滝壺で嫁がじっと5m上を凝視する。
1分。
無言で滝壺脇の岩を掴む。

「おい、おい。あばらが痛いんじゃなかったの!?」

がし、がし。
かし、がし。

上へ上へと岩を掴む。
ぽかんと母を見上げる泰楽。

「いくらなんでもボクちゃんはついて行けません……」

ついに彼女はやりきった。
鼻がぐんっと伸びる。
あばらが痛いんじゃなかったの??
当然、僕もついて行かなかった。

河原でキャンプ。
夕食はトマト鍋。
デルモンテの素は酸っぱくて不味かった。

21時前に就寝。
3時30分にいったん起きる。
満天のスーパー星空。

アプリで全部の星を調べられた。
4時に二度寝。
でも寒くてなかなか寝付けず(21℃)。

6時30分起床。
朝食は肉まんのホットサンド。

表をバターでこんがり焼いて醤油をかける。
悶絶する香ばしい旨さ

8時過ぎにきのうの滝の先へ脇の林道を歩いて行く。
淵多数で秘境感満点だが、みんな浅い。
1㎞ほど進んでやっと飛び込みできる淵を発見。

大至急飛び込んで、潜る。

12時に現地を出て、15時半帰宅。

なお。嫁は帰宅してもずっとあばらを痛がっていた。
何度も病院へ行くことを勧めて1週間後にやっと近所の整形外科へ。
結果、骨折……。
3週間で痛みはなくなると言われたが、
結局、完全復活まで2カ月を要しました。
分厚いライフジャケットを付けていなければどうなっていたのだろう

↑泰楽が川遊びで履いているブーツ。
ケガとヒルを防ぐ。
今まで5種類以上のブーツを履かせてきたが、これが一番頑丈で脱げない。
体重32kg・体高67㎝の泰楽でサイズは64mm。


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