47座を100点満点で採点した極上の3座
今まで47座の雪山に登ってきた。
ほとんどが首都圏から日帰り可能で、積雪がたっぷりな山だ。

「たまたま前日に降ったから行こう!」ということはあまりしない。
家からの道中や山頂からの眺めなど、雪山ならではの凜とした風情も味わいたいからだ。
実はすべての山の景色に直感で点数をつけ、リピート先を決める際の目安としている。
その点数の基準をAIに聞いてみた。
(クロードがお気に入りです)
私の優先順位は以下になるそうだ。
1.純白の濃度が高くて広大
2.目の前に圧倒的な威圧感の峰が立ちはだかっている
ちなみにわが家では、リピートの基準を90点以上としている。
90点以下は次のような順位だ。
90点:鹿俣山(獅子ヶ鼻山・群馬県)・県界尾根(小天狗)
89点:飯盛山(山梨県)
87点:入笠山(長野県)・牛首山(山梨県)
86点:高原山(八海山神社まで・栃木県)
85点:地蔵岳(群馬県)
84点:吾妻耶山(群馬県)
では、トップ3はどのような山なのか。
首都圏から日帰り可能な絶景の雪山ベスト3を紹介する。
このランキングはあくまで私が登ったコンディションにおける個人的な好みだ。
また、上位には他の山もあったが、地域的に犬連れを歓迎していないので除外した。
第3位・95点
天狗岳(標高2646m・長野県)

北八ヶ岳の一座。
八ヶ岳は調べ尽くしたつもりでいる。
南端の編笠山は常に雪不足だし、体力的に不安。
(西岳までは経験済)
最高峰の赤岳は、犬連れで登れるとはこれっぽっちも思えない。
硫黄岳は日帰り不可。
北横岳は犬連れ不可。
蓼科山は山頂までが単調。

そんな中、天狗岳のバランスの良さはピカイチ。
北八ヶ岳だから積雪は豊富。
コース途中のオオシラビソは枝葉の密度が濃い。
雪が降り積もると、まるで巨大な綿菓子のようなメルヘンの世界を演出してくれる。

さらに途中に絶景の展望台が2つもある。
特に第一展望台は圧巻。
間近に迫る赤岳は弾き返されるような存在感。
ほかにも南から中央・北アルプスまで見渡せる360度の大パノラマだ。
(浅間山方面のみ少々隠れてた記憶が)
第二展望台では、視界は狭まるが赤岳がさらに迫ってくる。
ここまででも90点以上の価値がある。

だが、第二まで来て登頂しないのはもったいない。
そこから見上げる西天狗岳は、どう見ても急峻。
どう考えても難攻不落。
登っている人がゴマ粒のように見える。

だが、挑戦してみると意外にイケる。
我々はピッケル無し&12本爪アイゼン&ポールのみで3回登頂している。
泰楽なんて冬用ブーツだけだ。

山頂からの景色は、展望台とは別世界。
赤岳が近いのはもちろん、硫黄岳の爆裂火口が地殻の裂け目のように向かってくる。
浅間山も登場し、100%障害物無しの展望が広がっている。
日本百名山は全部見えてるんじゃない?という勢いだ。

見どころは、まだ続く。
西天狗岳と東天狗岳(標高2640m)をつなぐ稜線が秀逸なのだ。
まさに純白の濃度が高くて広大。
八ヶ岳ブルーの日を狙えば、白と青のコントラストの美しさは気絶級。
思い出に深く刻まれること間違いない。
天狗岳の山行記録はこちら↓
天狗岳で犬連れ雪山登山|憧れの八ヶ岳ブルーと純白の霧氷・稜線を満喫!
第2位・96点
三峰山(標高1887m・長野県)
実は一昨年くらいまで知らなかった山。
その存在に気づいたのは隣の高ボッチ山に登ったとき。
どう見てもなだらか&広大な稜線。
高ボッチの隣なので、北アルプスの眺望は同等のはず。
あっちの方が良くないか?
この山の魅力のひとつはゆるいこと。
お目当ての広々稜線まで、明るい樹林帯をのんびり歩ける。
名山にありがちな
「山頂は特級だけど、コースが辛い!」
がまったくない。

さらに進めば進むほど、南アルプス、浅間山、乗鞍岳、御嶽山とスター選手が次々に登場してくる。
そして究極の見どころは――。
👀👀👀

全長2㎞の広大&純白稜線歩き!
このスケール感は、新潟方面のスター連中にも引けを取らない。
わが家が行ったときは、残念ながら白一色ではなかった。
それでも開放感に圧倒された。
しかもである。
正面には北アルプス。
左側には南アルプスと中央アルプス。
右側には浅間山と四阿山。
振り返れば八ヶ岳と富士山。
もう、百名山の百花繚乱。
オールスターの夢の競演。
先に進むべきなのに足が動かない。
片思いの人に見つめられ、思考回路が崩壊したかのようだ。
「あぁ、ここは桃源郷なんだ」
場所どころか季節感もすっとんでしまった。
テレビ番組で俳優の金子貴俊さんが号泣した気持ちがよくわかる。
一歩踏み出すたびに、ぐんぐん迫ってくる北アルプスの巨大な壁。
跳ね返されそうな、吸い込まれそうな――。

山頂は、もちろん360度の大展望。
遮るものは一切無し!
今まで出場した全スター選手とご対面できる。
下山時も目に入るのは、デッカい稜線とデッカい山。
登山において、これ以上の組み合わせはあるでしょうか?
だいたいどんな名山でも「ここは嫌だな」という地点が1つ以上あるものだ。
なのに三峰山は、まったくない。
今回のベスト3で、もっとも慈愛に満ちた山だと思う。
三峰山の山行記録はこちら↓
長野県の三峰山で犬連れ雪山登山|周囲は百名山だらけ!2㎞続く眺望抜群の稜線に思考回路が崩壊!
第1位・99点
阿寺山(標高1509m・新潟県)

実は、山頂からの景色は100点をつけてもいいと思っている。
毛先ほどの不純物もない白一色。
地平線の先まで続いていそうな大雪原。
山頂から一直線につながる天を貫く氷山から削り出したような八海山。
その隣の越後駒ケ岳から巻機山まで延々とつながる白銀の峰々。
まさに夢に描いたようなザ・雪山登山の絶景が広がっている。

実際に、ここを登ってから「雪山」という言葉を聞くと、この山の風景しか浮かばなくなった。
それほど強烈、ある意味暴力的と言っていいほどのインパクトがある。

もうこれ以上の説明はできない。
「とにかく雪の絶景が見たいのです!」
という人は、ぜひ行ってみてほしい。

それでも100点を付けなかったのは、おそらく巻機山と北アルプスには適わないから。
前者は1度挑戦したが体力的に断念。
後者は犬連れ不可。
あとは同じ新潟の守門岳と粟ヶ岳がとんでもないらしいが、自宅からの距離で行くなら泊りがけになる。
なので、この1位は不動になるかもしれない。

ただし、総合評価となると別だ。
この山に登るのは、かなりしんどい。
途中から急登の嵐!
登頂した山の中では、雪の大菩薩嶺の次にキツかった。
(大菩薩は急斜面ではなくダラダラと長い。性格的にムリ)
でも、大菩薩嶺はリピートしないけど、こちらは今年も登る予定です。
行かない限り夢に出てくるから――。
阿寺山の山行記録はこちら↓
新潟県の阿寺山で犬連れ雪山登山|果てしなく広がる真っ白な稜線と群青の空の完璧コラボ!
なお、前述のように極上の山があるのに犬連れを歓迎しない地域があります。
各自治体担当者に聞くと、動植物への影響以外のおもな理由は、排泄物・伸縮リード・吠え癖とのこと。
つまりマナーを徹底すればいいことばかり。
内閣府のデータによると日本人の4人に1人は犬嫌いだそうです。
せっかくの絶景を愛犬と共有できるよう、私たち飼い主は配慮を忘れずに楽しみたいものです。
難易度低めでも絶景!
初心者にオススメの雪山はこちら↓
犬連れ初心者におすすめ!日帰りOK「関東周辺の雪山登山コースベスト3」

コメント