水位:佐貫(上)2.65m
4月、私はソワソワする。川下りを開始する月だからだ。
5月、私はワクワクする。川に潜りはじめる月だからだ。
そして11月、私はキョロキョロする。紅葉を観たいからだ。
なので2019年11月16日、恒例の紅葉川下り&トレッキングに行ってきた。
今年最後の川下りだ。
場所は栃木県の鬼怒川。
去年、一昨年は、
「寒くなってきた=寝坊したい」
で近場の御岳(東京都)に行っていた。
ここは間違いなく紅葉の名所だが、
意外に川下り中は楽しめない。
私レベルで下れる中流エリアには、
葉が色づく樹木が少ないのだ。
(その様子↓)
https://large-dog.iehikaku.com/wp/?p=36
そこで鬼怒川。
ここの紅葉を確かめたことはなかったが、
御岳よりは瀬が少なくてゆったり下れるうえに、
夏は川の両岸にもっさりと葉陰ができていたことは覚えている。
もしかしたらのんびりと川面を漂いながら、
目に焼き付くような錦を味わえるかもしれない。
スタートは籠岩の日帰り温泉。
無料駐車場からカヌーを100mくらい担ぐ。
川の水は台風の影響か白濁。
透明度はたぶん50mくらい。
しかも苔が生えて臭い。
前回夏に来たときは御岳並みにキレイで透明度は10mくらいあった。
残念。
しかしながら、ゴツゴツの奇岩&日光男体山ドーンからの出発で気分爽快!
真ん中が男体山で右が女峰山
男体山はすぐに隠れてしまったが、
女峰山は常に眺めながら下れる。
迫って来るような奇岩地帯を抜けると、
両岸に見事な色彩が……。
オレンジを中心に黄色、レモンイエロー、たまに紅。
頭上に「どうなのよ!」と覆いかぶさってくるので、
時間を忘れて「ぽっか~~ん」と口を開けて見上げてしまう。
このような流れが100mほども続いた。
御岳よりかなり楽しめる。
ちなみに水位が普段より35㎝低かったが、引っ掛かることはあっても歩くことはなかった。
しかも1級の長い瀬が3カ所。2級も2カ所あって、
迫って来る高さ数十㎝の水の壁に
「おりゃ! おりゃ! どっこいしょっ!」
と気持ちいいーースリルも満喫。
そして沈することなく「ちょっと寒くなってきた」というところでゴール。
1時間44分・6.2kmの川旅だった。
クルマ回収のチャリは6.7km・23分。
厚手の長袖Tシャツ1枚でチャリは寒かった。
その後のトレッキングは、日光の観光名所である神橋へ。
すぐ手前の無料駐車場に停めようとしたが、
さすが紅葉ピークの土曜日。
あと1kmを残して渋滞。
すぐにさっぱり諦めて横を向いたところにあった日光小学校臨時無料駐車場に停めた。
この判断が大正解。
風情あるお土産物屋などが並ぶ通りを歩いて神橋まで歩くことができた。
紅葉真っ盛りの神橋は、歩く隙間を見つけるのに苦労するほど観光客の嵐。
でも、泰楽(ゴールデンドゥードル)に対して「この犬野郎!」という視線はなく、
上質な錦を堪能できた。
下を流れる大谷川の透明度は20mクラス。
ここを下れれば最高なんだけど岩が多すぎて無理。
結局、憾満ヶ淵手前まで歩く。
1時間22分・4.7km。
楽しめたけど、すべて舗装道路だし、紅のカエデ系は少ないしで、
ここは川沿いの遊歩道がある御岳の勝ちかな。
キャンプは鬼怒川の広ーーーい河原で。
メニューは焼き肉&赤ワインばかりの我が家では珍しく、
ダッチオーブンおでん&熱々熱燗。
はふはふ+きゅっ~⇒ぷは~~
で気温2℃でもポカポカ。
だ~~れもいないし、
見上げると目をキュっとしてしまうほど光を放つ月がニコニコだし
焚き火で焼くマシュマロには胸がとろけるし……。
翌朝は6時起床。
クルマから出て振り返ると、
「こっこれってCG??」
と疑いたくなるようなオレンジグラデーションの大空。
雲の間から巨人の顔が「やぁ~、おはよーさん!」と挨拶してきそうな不思議な空気感だった。
そして那須近くのミツモチ山へ。
途中東古屋湖親水公園で湧き水を汲む。
出発地点の第一展望台駐車場は山奥で見つけるのが大変だった。
駐車場から山頂までは3km。
しかしゴーゴーの強風のため1km足らずの第二展望台でUターン。
手が寒かったー。
スタート地点は標高860mで、すでに紅葉は終了していた。
しかし、カエデの数は多い。
紅葉の穴場かも。
少し下って県民の森散策路に寄る。
標高650mで紅葉ピーク!
特にカバのレモンイエローが鮮やかでテンション上がる。
しかし、どの散策路も100~200mで車道に出る。
再度行くならコースを確認してからにしたい。
さぁー、次回からは雪山だ!