大型犬とカヌー「川底の小石まで透けて見えるクリスタルブルーの流れを漕ぐ」海部川②(徳島県)

「水質、水温、人の温かさ」の三拍子が揃った川
水位:神野0.93m

まだ100mしか進んでいないのに、
魅惑的な淵を見つけてしまい、
潜る・流れる・飛び込むーー。

気がつくと30分も遊んでしまった。
やばい、やばい、これではいつまで経ってもゴール地点にたどり着けない。
再度澄み切った流れを漕ぎだす。

100m進んで浅瀬(水深30㎝)に突入。
透明度が高いので視線を落とすと川底の石がしゅわ~~っと流れていって爽快。
空飛ぶ絨毯に乗っている気分。

岐阜県の神崎川を思い出す。
でも水温はこちらの方が5℃以上高い。
この快適地帯を過ぎると1級程度の瀬が50mほど続く。

その突き当たりは水深3.1mの大きな淵。
水深計↓

川幅は10m程度と広くないが深い淵は多い。
しかも、そのすべてに鮎の群れがいる。
タマラナイ……。

ずっと遊んでいたいが、
昼過ぎには日和佐川へ行きたいので1度潜ってスルー、

するつもりだったが、
その淵は若干浅くなりながら100mくらい続き、
ついに
「ここはカナダか!?(行ったことないけど)」
と思える針葉樹に囲まれた
静謐というか、
清楚というか、
東山魁夷(ひがしやまかいい)の風景画のような
異次元風の河原に出くわしてしまった。

もう我慢の限界だ。
河原にカヌーを乗り上げて、
ビールのプルタブ引いて東山魁夷風景にカンパイ

川底の小石まで透けて見えるクリスタルブルーの流れ。
清潔感あふれる針葉樹。
曇天だが爽やかさ全開。
しかもここでも飛び込み可能な岩が2つあった。
夢うつつ状態で身を投げる。

そのままシュノーケリング。

鮎は少なかったが、
カワムツの子どもが視界を埋め尽くす。

泰楽(ゴールデンドゥードル)もここが気に入ったようで、
生まれてはじめて自分から水に顔を突っ込んで、
大好物のこん棒を拾っていた。

撮影には失敗……。

ただし、ここは微妙な渦を巻く流れが早く、
泳力がないと若干危ないと感じた。
30分遊んで漕行再開。
この辺りから土砂降りに。
川面が水煙で曇ってくる。

でも、気温が30℃近くあり、
綺麗な流れで気分が上がっているのでむしろ楽しい。
濡れれば濡れるほど楽しくなるのは中学校のサッカー部の練習以来だ。

この大きな大きな淵を過ぎると段々と鮎釣り師が登場してきた。
皆さんカヌーに理解があり、近づくと竿を上げてくれたり、
手を振って笑顔を向けてくれるが、
川幅が10mほどしかないのでそれなりに気を使う。
最終的には10人近くがアーチ状に竿を出していたので、
水深が浅いということもあって50mほど歩いた。

とはいえ、歩いたのはここだけ。
やっかいな堰堤等もなくゴール地点に到着。
3時間33分・7.6㎞の川旅でした。

かなり遊んだので普通ならば1時間・1㎞短縮できるはず。
チャリは21分51秒・6.17㎞。

チャリでスタート地点に戻ると、
工事現場の人が近づいてきた。

「やっぱり入っちゃダメだった!?」

一瞬「あちゃ~~」と思ったが、さにあらず。

「お宅は千葉県から来たの?
(ナンバープレートを指さす)
この現場には千葉県からの移住者もいるよ。
話してみる?」

「へっ!? へっ!? へっ!?」
「なんで私が四国に憧れているのを知っているの!?」

マリックさんのようなスゴ技に驚愕しつつ、
「ぜひっ! ぜひっ! ぜひお願いします!」
とガッツいてしまった。

その移住者は私と同年代(アラフィフ)。
昨年、海沿いの街から家族5人で引越してきたとのこと。
徳島県の印象を尋ねると、

「海釣りが趣味なんだけどこっちのほうがデカいのが多いですね。
近所づき合い? ぜんぜん気にしたことないなぁ。
みんな親切で適度に距離感を保ってくれますよ。
不満はまったくありません」

透明度や水温の高さは高知県の仁淀川や上八川川と同等。
それなのに鮎釣り師が少なくて(トータル15人ほど)、
しかも地元の人は温かい。
つまり最高クラスの川でした。
ただし、突き当りに岩があるカーブ手前の瀬が多い。
(一番嫌なパターン)
カヌー(インフレータブル)の先端が3㎝ほど切れた。

さぁ、野田さんに会いに行こう!

つづく

コメント

タイトルとURLをコピーしました