犬資格業界は玉石混淆。国家資格なし!?
泰楽(たいが・ゴールデンドゥードル)のヘアスタイルはいつもボサボサだ。
カットは私が行い、トラ刈りが常。
もしかしたら日本で一番雑なヘアスタイルのゴールデンドゥードルかもしれない。
なぜなら見た目よりもアウトドアライフ(乾きやすさ)を優先しているから。
(見た目で選んだ犬種だけど)
それでも(それゆえ?)、しつけは比較的上手くできたと思う。
・山や川でノーリードにしても家族から2m以上離れない
・吠えない(最初からだけど)
・呼び戻しはほぼ完璧(崖の上でビビっているとき以外)
・拾い食いしない
・人間の食べ物を欲しがらない
・テーブルから新聞やタオルが落ちると「あいよっ!」と持って来る
泰楽はわが家にとって2番目の息子。
初代はバーニーズマウンテンドッグの前太(私のペンネームと同じ)だった。
コイツのしつけも泰楽と同レベルにできていた。
違いは前太は死ぬまで「オレがこの家のリーダーになってやるぜ!」と野望を燃やし、泰楽は我が家に来た瞬間から「ボクは下っ端にいることが幸せです!」と宣言していたこと。
前太とは5歳くらいまでタイトルマッチを繰り広げた。
そのたびに前太は「もういいですぅ。ご飯を食べるために仕方がないので言うことを聞かせていただきますぅ」と尻尾を丸めた。
しつけのバイブルは前太を迎えるときに入手した『あなたの犬は幸せですか』(シーザー・ミラン)だ。
この本に書いてあることと、バーニーズのブリーダーに教えてもらったお腹を見せるトレーニングをやり切ることで日常生活でもアウトドアでも困らない犬になった。
(今考えるとお腹トレーニングは関係なかったと思う)
↑お腹を見せるトレーニング。前太はマスターするのに1年かかったが泰楽は1分だった。
だが、これでいいのだろうか?
自己満足ではないだろうか?
もしかしたら気づかないだけで他人に迷惑をかけているのではないだろうか?
ちょっぴり不安になり、犬の資格を取ることにした。
第一候補はドッグトレーナー。
目配せだけで逆立ちさせるくらい以心伝心できたら、かっちょいいと思ったからだ。
(そんな訓練は教えてくれないと思うけど)
ところがどっこい。
ドッグトレーナーの資格は数種類あり、どれも取得に数十万円かかることが分かった。
そこまで気合いは入っていない。
なので全方位的に犬の資格を調べることにした。
そこで判明したのは犬系に国家資格はないということ。
(獣医師免許除く)
そして犬資格業界は玉石混淆で、数えきれないほど種類があるということだ。
困ってしまった私は一つの指標を発見した。
それは動物取扱責任者だ。
これはペットショップやブリーダー、トリミングサロン、ドッグトレーナーなどを営む際にいなければならないと法律で定められている人。
この責任者になる要件には、民間資格の取得もあった。
その数26(2022年8月現在)↓
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/douso/dt_gyou/doubututoriatukaisekininnsha.html
この中の資格ならある程度信用できるはず。
さて、どれにしようか……。
選択肢には前述のドッグトレーナー系も数多くあった。
また、馬系も多い。
そんなこんなで絞り込んだのがこれだ!
愛玩動物飼養管理士
取得費用4万円と絶対無理ではないが「うっ!」と感じる金額だし、犬だけじゃなく哺乳類、鳥類、爬虫類も対象にしているし、「本当に役に立つのかな!?」という感じだけど、
どうやら動物取扱責任者が持っている資格で一番多いのがこれらしい。
なので申し込んでしまいました。
試験は2023年2月26日。
資格試験は宅建以来久しぶり。
取得することで息子との仲はどう変化するのか?
つづく(試験結果はこちら↓)
https://large-dog.iehikaku.com/archives/4020
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