大型犬のしつけを考える⑤:「リードを引っ張らせない方法」

毎日ブルドーザーのようにリードを引っ張った

バーニーズマウンテンドッグが家族となって2週間後、
いよいよ本格的なしつけ教室の開始だ。
「しつけにこだわる理由」はこちら↓
https://large-dog.iehikaku.com/archives/4051

しつけによって実現したいのは次の5原則。
1.リードを引っ張らない
2.無駄吠えをしない
3.勝手に食わない(拾い食いしない)
4.噛まない
5.留守番できる

そのためにどのようなしつけをしたのかを順番に紹介しよう。

1.リードを引っ張らせない方法
生後40日で我が家に来たときの前太の体重は6kg。

それから1週間で1kg以上のペースで増え、
生後6カ月で30kgを超えた。

なので日に日にパワーアップ。
前太は毎日心を持たないブルドーザーのようにリードを引っ張った。
嫁がリードを持つときは、手から離れた凧のように、
「あれれれれ~~~っ!」
と二人ですっ飛んでいった。
行き先を決めるのは、もちろん前太。

そこで私のときは、前太がリードを引っ張るたびに立ち止まった。
5m歩いて引っ張ったら立ち止まり、
2m歩いて引っ張ったら立ち止まる。

これを何度か繰り返したら、
突然、反対方向に引き返したりしていた。
行き先を決めるのは、あくまでこちらだと分からせるためだ。

はたから見たらデッカい黒犬とちっちゃいおじさんが、
行ったり来たりしているので不審だったと思う。

幸い前太は30分以上散歩すると疲れてくるので、
そのときはさっさと帰った。

実は前太のしつけで一番苦労したのはこれだった。
解決するまで3年を要してしまった。
「そんなに時間をかけられるか!」
と思うかもしれないが、
それから10年近く穏やかに散歩できたので、
根気よく取り組む価値は十分にあった。

それに、これは後から分かったことだが、
リードを引っ張らないということは、
飼い主との信頼関係が構築された証拠だ。
そういった意味で
リード引っ張り問題
は奥が深い。
なので愛犬を親友にしたいなら、
本気で取り組む必要があると思う。
この奥深さについてはおいおい。

つづく↓
https://large-dog.iehikaku.com/archives/4111

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