エメラルドブルーの淵と高さ3mの飛び込み台を発見!
水位: 独鈷沢0.32m
今年2回目の男鹿川(栃木県)。
前回は、水位0.58mとちょい多めでカヌー日和だった。
ところが、スタートして300mでカヌー(インフレータブルカヤック)の右気室の空気が抜けるという事件が。
それが気になって気になって、心の底からは楽しめなかった――。
その時の様子↓
https://large-dog.iehikaku.com/archives/10269
帰宅後、総代理店のキャプテンスタッグに直送。
そして点検&バルブ締めを実施。
(往復の送料も含めて無料! キャプテンスタッグバンザイ!!)
今回は、その後初のテスト漕行だ。
期待70%・不安30%。
7時25分、ゴール地点の独鈷沢ふれあい公園着。
先客は釣り人ひとり。
クルマ回収用のチャリを置く。
電動アシスト 折りたたみ自転車 Harry Quinn PORTABLE E-BIKE
スタートは、支流のどんどん滝。
近くに大きな大きな熊のフンが落ちてた!
相変わらず河原までカヌーを降ろすのが大変!
8時55分、川下り開始!
実は、空気圧以外にもうひとつ不安材料が――。
この日は水位が低いのだ。
独鈷沢0.32m。
以前、0.5mでも支流部分の400mはすべて歩いた。
今回はそれよりも18㎝も低い。
コースの半分は歩く覚悟。
嫁さんにそう伝えたら、
「だったらカヌーはいらない。身体だけで流されようよ」
と本気で言ってきた。
6㎞も流されるだけ!?
確かにこの水位なら、その方が楽かもしれない。
川下りの目的の7割は身体一つで「流される」「飛び込む」なので、それでも十分楽しめるだろう。
でも、そうしたら復活後のカヌーの調子を確認できない。
それではキャプテンスタッグ様に申し訳ない。
なので今回は、空気圧と水位の二つの不安を背負っての船出となった。
案の定、スタート地点の水深は15㎝。
わが家のカヌーは、3人乗ると最低30㎝ないと浮かないので話にならない。
(泰楽の体重は31㎏)
出航を強く推した私が歩いてカヌーを引っ張る。
とはいえ、標高約650m。気温25℃。下界は29℃だったので格段に爽やかだ。
と、感じていたが、スタートして100mで蒸し風呂状態に。
全身を包むウェットスーツを着て、20㎏のカヌーを引いているから当たり前だろう。
おまけにミンミンゼミの絶叫が降り注ぐ。
涼しいのはくるぶしより下だけ。
顎から汗が滴り落ちる。
その間、嫁さんと泰楽は、川底に寝っ転がったり、水を掛け合ったり――。
唯一の救いは、2Lのペットボトルに入れてきた氷水だ。
しかし、それも3人で回し飲みしたら、1回で氷しか残らなくなった。
アウアウすること14分。
400m歩いてやっと本流との合流地点に到着。
やっと漕げる!
と思って一人で飛び乗った。
ところが10m進んでスタック。
30m歩いて第一の淵に到着。
普段のここは水深1.7mで飛び込みOK。
だが今回は、どうだろう?
水中マスクを装着して川底チェック。
その瞬間、魚影が横切る。
1匹、2匹、・・・たくさん!
しかも鮎もいれば、ヤマメもいれば、イワナもいる。
つまり「放流したて=釣り師が多い」
嫌な予感しかしない――。
肝心の水深は、たった1.3mしかなかった。
残念!
さっさと先へ漕ぐ。
ところが20m漕いでスタック。
歩く――。
なお、嫁さんと泰楽は、乗り降りが面倒なのでスタートからずっと歩いている。
有言実行なのね――。
第一の淵の50m先は第二の淵だ。
ここの水深は1.8mあった。
嫁さんと泰楽は大喜び。
水を得た魚のように、天然プールを何往復も流されまくる。
水温は16~17℃。
流石に海パン一丁では冷たいが、薄手のウェットスーツならちょうどいい。
木の俣川(那須)よりワンランク温かい。
第3の瀬も水深1.8m。
ここは1m程度だが、飛び込み台(岩)がある。
今度は私が水を得た飛び魚になる。
この時点でスタートから1.3㎞。
まだ10分の1も漕いでいない。
3km歩いてやや深め&長めの流れが登場。
この日初めて嫁さんと泰楽が乗船した。
この時点で釣り師3人。
こちらはすべて歩いていたので、「後ろを通らせてくださーい」「いいですよー」
その先の※インディージョンズの淵は水深2mあった。
飛び込み台に登ると、周囲は黒い苔だらけ。
1回だけ飛び込んで先に進む。
※薄暗い岩壁沿いで秘境感満点だから
毎回急流で、猛スピードで激突しそうになる恐怖の※ディズニーの大岩の手前は、すべて歩き。
※ビッグサンダーマウンテンぽいから
いつも心臓バクバクで通り過ぎるだけなので、はじめて本体をじっくり見上げる。
猛スピードで近づいたときに立ちはだかってくるので、高さ10mはあると感じていた。
実際は7mくらいなのね。
ディズニーの大岩の周囲を船上から眺める。
そこは美しいエメラルドグリーンの淵だった。
深そう。
大岩を見上げる。
高さ3mに地点で立てそう。
もしかして、飛び込める!?
大至急、下船して水深チェック。
2mは優にあるではないか!
飛び込み開始!
泰楽も積極的に付き合ってくれた。
高さが3mもあると、着水してから沈み込むまでの時間を体感できる。
「バシャーン!」「ぐぐぐぐぐーっ!」と川底へ押し付けられる感覚だ。
これは私の守備範囲では、年に1回だけ訪れる四国(徳島県)の海部川でしか味わえないスリルと爽快感。
タマラナイ。
壊れたベルトコンベアのように4回繰り返す。
ここでは、久しぶりに「空飛ぶカヌー」にも遭遇できた。
これは川底にカヌーの影が鮮明に映る必要がある。
なので、透明度バツグンに加えて強い日差しが不可欠。
やっと条件が揃った。
真夏の日差しバンザイ。
そこから先は、川遊びをするグループがちらほら。
途中で大型犬連れが3組も遊んでいた。
駐車場から数百mも遡って遊んでいるようだ。
ラスト1㎞はなんとか歩かずに独鈷沢ふれあい公園にゴール。
4時間31分・8.56㎞の川旅でした。
本来は2時間・6kmのコース。
それだけたくさん歩いて、遊んだということだろう。
心配していた空気圧は、やはり1割程度抜けてしまった。
(原因はキャプテンスタッグでも分からず)
でも、この程度なら漕行に支障はなかった。
そして釣り人は合計4人。
ちょっと気疲れしたかな。
結局、全行程の7割を歩いた。
つまり6㎞は徒歩。
嫁さんは「水位0.4m以上ないと二度と行きません!」と宣言しました。
さて、午後は移動して誰もいない秘境で川遊びだ!
泰楽のライフジャケット 先代犬から10年以上使用しています。
本当はこのパックラフトが欲しい!重量4.5kgは軽い!(現在のカヤックは20kgですー―)
Packraft HB-320
コメント