犬連れ登山「初心者に最適な雪山」湯ノ丸山(長野県・群馬県)

視界10mでも満足できる山
2021年12月25日:ヤマテン晴れ(八ヶ岳) てんくらA晴れ  登山天気曇り風速11m
実際は曇り・気温―10℃ 風速10m

いよいよ雪山シーズンに突入。
今年は数年ぶりに雪が多い模様。
期待できる。

だが……。
予定していた12月25日は、
日本列島に大寒波が襲来の予報

前日の昼過ぎまで、
ヤマテン
てんくら
登山天気
を繰り返し確認すると、
浅間山方面と高原山方面は比較的晴れそう。

そして選んだのが浅間山方面の湯ノ丸山
理由はコースがなだらかで距離も短いから。
身体が慣れていないシーズン最初は、初心者コースでちょうどいいのだ。

5時に家を出て、
8時30分に無料駐車場に到着。

積雪は30㎝と十分。
天気は曇りだが、てんくらによると1時間くらいで晴れるはず。

今回は
ソフトシェルパンツ、
12本爪アイゼン、
フード付きベースレイヤー、
ソックス、
登山靴
のすべてが新調品なのでウッキウキ

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まずはスキー場脇の林道を歩く。
軽快なクリスマスソングが耳に入り、気分をより盛り上げる。

しかしながらシーズン初回はいつも足が重い。
そしてアレルギーの薬を飲んでいるのに鼻水だらだら。
たぶん自分は高度にやたら弱いのだと思う。

林道を進むとキャンプ場に。
その先の臼窪湿原は広い広い雪原になっていた。

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ここから先は積雪70㎝。
スノーシューがないと歩けなくなる。
200m程度の雪原を過ぎるとシラビソに囲まれたトレッキングコース。

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メルヘンチックでなかなか。

ゆっくり歩いて50分で中分岐。
1時間14分で鐘分岐。

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粉雪が舞い始める。
この先はずっと中程度の傾斜。
背の低い針葉樹やシャクナゲがぽつぽつを生えている程度で明るいが、ずっと視界は10m。
まさかこのまま晴れない!?

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新雪はふかふかで人も犬も踏み抜きまくり。
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しかし傾斜がきつくないので、
それもまた楽しい。

登り切ったところが山頂。
結局晴れず。
しかも風速が強まり体感10m以上に。
晴れていれば浅間山と北アルプスが「どかんっ!」のはずなのに……。

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かなりゆっくり歩き、2回休憩して山頂まで2時間30分。
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この先の北峰まで行って昼食を取る予定だったが、気温-10℃、風速10mの上に先へのトレースなし。
なので引き返して風が避けられる場所でランチすることにした。

下りはお楽しみの尻セード。

「ヒャッホイ」
「ヒャッホイ」
歓喜しがら200mくらい降りた森林の中のコース脇にランチスペース発見。
イエローカレーと肉団子入りチキンラーメンをつくる。
SOTOバーナー(ST-330)もライター(スライドガストーチ)も火がつかず焦る。
結局100円ショップのライターでつける。

味は上々。
ローソンのプレミアムチキン350円がケンタッキー並みに旨くて驚く。

食後も尻セード。

鐘分岐に到着すると青空が見えた。
登山あるある……。

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帰りの雪原があまりに無垢なので、
ヒップソリを投げると泰楽(ゴールデンドゥードル)が
「おいらに任せな!」
とラッセルして取りに行った。

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悶絶かわいい。
今回のトレッキングで一番楽しかった!
これだからレトリバー系はたまらない。

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下りは1時間強でゴール。
トータル5㎞・5時間。
サクサク歩けば4時間のコース。

雪が多い。
終始明るい。
傾斜が緩い。
短距離。
眺望がいい(はず)。
なのでシーズン初めには申し分ないコースだった。

新品ソフトシェルパンツ(マムート):防風・断熱性問題なし。
付属のゲーターはラッセルOKだが尻セードのときに無力化。
12本爪アイゼン(ブラックダイヤモンド):重さは気にならない。ガッツリ食い込む感触。
フード付きベースレイヤー(パタゴニア):今回のコンディションなら◎。気温-2~-10℃に適応。
ソックス(キャラバン):防寒問題なし。でも左右専用なのにフィット感は期待以下。
登山靴(マムート):きつく結ばないとふくらはぎが擦れて痛い。

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