犬連れ山「大展望と気持ちのいい断崖絶壁!」富山・伊予ヶ岳(千葉県)

意外と侮れない千葉県の低山
「どうして生きてるの?」だ
と問われれば
「家族(犬)と一緒に遊ぶため!」

と言い切る。
私にとって遊びとは以下のことである。
サーフィン:通年(そのために千葉県に住んでいる)
雪山登山:12月~3月
カヌー:4月~11月

遊ぶお金を稼ぐために仕事を一生懸命やり、遊ぶためなら前日の仕事は徹夜をしてでも終わらせる。

なのに、なのに……。
今シーズン前半のカヌースケジュールは、コロナ禍ですべて中止。
遊ぶために生きている身としては、身もだえるような4月から5月だった。

そのような中で注目したのが、わが千葉県の山だ。
各都道府県の最高峰の中で、もっとも低いのは千葉県の愛宕山。
たった408メートルしかない。
しかも千葉県の山は気候が暖かくてジメジメしているので、6月から10月はヤマビルが多い。
要するに千葉県は登山に不向きなのだ。

だが、どうしても遊びたい。
そこで梅雨入り前の5月下旬、
仕方なく南房総市の富山(349m)と、その近くの伊予ヶ岳(336m)に家族と登ることにした。


富山の登山は福満寺の脇から。


その後、ずっと広葉樹林の緩やかな斜面を登る。

ヤマビルはまだ発生していない模様。
(この時点でも千葉県の山をナメていたので写真はない)

頂上の手前で突然の雨。
ちょうど東屋があったので駆け込む。


期せずしてここから東京湾を一望できた。
あらっ!? 意外に展望がいいぞ。


そこから少し歩くと頂上に到着。


ここからは海とは逆の内陸部を見渡せた。
うーん、悪くはない……。

また、山頂付近には展望台があり、東京湾の先に富士山が見えた。
その後、山頂で昼食を取って3時間30分、5.5㎞の山行だった。
富山、けっして悪くはない……。


次はさらに短時間で登れる伊予ヶ岳(別名、房総のマッターホルン)へ。
こちらもスタートから30分ほどは広葉樹林帯を登る。
所々2019年の台風の影響が見られるが、小学校の低学年でも登れるような登山道だ。
(見栄えがしないので写真はない)

ところがどっこい。
尾根にまで上がると突然、岩の鎖場になる。
傾斜は60度近いところも。
ちょっぴり恐怖。

 

流石に手が使えない泰楽(ゴールデンドゥードル)は無理か。
試しに挑戦。

あららっ! 意外にイケる?
でもこの岩場は、ここから右にカーブして結構続く。


登れても下りることはできないだろう。
そこで泰楽は途中で下りて、登山者の邪魔にならない場所で待ってもらうことにした。
こんなとき吠えない犬は助かる。


そしてたどり着いた先は……?

たしかに房総のマッターホルン!
気持ちのいい断崖絶壁だ。



絶対に落ちないと分かっていても、かなり恐怖を感じる高度感。


ほとんど休憩なしで1時間30分、2.3㎞。
手軽なのに「登った感」がある。
千葉県の山もぜんぜん悪くはない。
すっかり見方が変わった山行でした。

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