大型犬のしつけ⑨「留守番できるようにする方法」

「サークル設置」と「諦めさせる」が秘訣!

しつけによって実現したいのは次の5原則。
1.リードを引っ張らない
2.無駄吠えをしない
3.勝手に食わない(拾い食いしない)
4.噛まない
5.留守番できる

「しつけにこだわる理由」はこちら↓
https://large-dog.iehikaku.com/archives/4051

前回は「4.噛み癖をつけさせない方法」を紹介したので、今回は「5.留守番できるようにする方法」について書こうと思う。

5.留守番できるようにする方法
わが家は共働き。分離不安では生きていけない。
だから、最初から一緒の部屋で寝ないと決めていた。

前太の寝床は、家に来たときから1階リビングの隅に設置したサークル。
注文住宅(積水ハウス)を建てる際にオーダーした。
当初は木材でかっちょよく造作してもらおうと考えていたが、見積書を出してもらったら30万円ーー

目が点になったので、外構フェンスを流用してもらうことにした。
その結果、8万円くらいで仕上がった。

デザインは及第点だが、20年経った今も現役バリバリなので大変満足している。
寝る時も留守番をするときもココ。
私たち夫婦が外出するときは、最長12時間くらい留守となる。
それでも帰ってきて、「あぁーー、やっちまったな~っ!」という場面は1度もなかった。

テレビなどで「留守番をさせたら家中をめちゃくちゃにされましたぁといった場面を見るが、そもそも前太はサークルから出られないので、そんなことにはならない。


何度か脱走を試みたが、その度にしっかり叱ったので「脱走しても、ちっともいいことはない」と学んだようだ

わが家に迎えて10日間くらいは夜鳴きに悩まされたが、それ以降は、ほとんど鳴かなくなったし、鳴いたとしても基本的に無視。

そうすることで、「飼い主はいつか帰ってくるもの」と諦めがついたようだ。
しつけの成功は「諦めさせる」ことから始まると思う。

諦めがついたおかげでクルマの中でも留守番ができるようになった。
前太を迎える前にバーニーズマウンテンドッグの飼い主から聞いた衝撃の話。
その人はサーファーで、波乗り中に愛犬を車中で留守番させていたそうだ。
2時間後に気分爽快で「ただいまぁ~〇〇ちゃん。いい子にしてたぁ?」とドアを開けるとなんとーー。

助手席シートが骨組みだけのスケルトン状態になっていたそうだ
分離不安をシートにぶつけていたのだ。

この話を聞いて背筋がぞぉぉぉ~~~っ!
これから迎える犬は、毎週海に連れて行くつもり。
基本的には友人宅のフェンスにつないでおく予定だが、雨の日はクルマの中でお留守番となる。
恐怖、恐怖、恐怖……。

しかし、ふたを開けてみると、まったく平気だった。
3時間ぐらいは余裕。
(それ以上は、さすがにかわいそうなのでしたことがない。もちろん夏場は海自体に連れて行かない)

それどころか助手席にビニール袋に入れたドッグフードを置いていても触れることさえなくお留守番できた。

やはり最初から独りになることに慣れさせていたのと、「絶対に飼い主は帰ってくる」という安心感を覚えさせていたことが成功につながったのだと思う。

これで「しつけ5原則」を実現させる方法は終わり。
ここまで読むと連戦連勝のように思えるかもしれないが、実は前太についてはリードの引っ張り呼び戻しについては、「もうーー疲れたっ!」「一生無理かも……」というくらい難攻不落だった(私は見ていないが嫁さんへの甘噛みも)。

そのことは次回に↓
https://large-dog.iehikaku.com/archives/4195

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