大型犬のしつけ⑩「3歳になってもリードを引っ張る癖が治らない!」

ブレーキの壊れたダンプカーのように引っ張る!

しつけによって実現したかったのは次の5原則。
1.リードを引っ張らない
2.無駄吠えをしない
3.勝手に食わない(拾い食いしない)
4.噛まない
5.留守番できる

5原則に対して行ったしつけはこちら↓
https://large-dog.iehikaku.com/archives/4096

先代犬(バーニーズマウンテンドッグ)は、このうち2~5は、2年以内にほぼマスターした。
と思っていたが、実は甘噛みについては3歳くらいまで嫁さんだけに続けていたらしい。私の見ていないときに嫁さんが構うと
「ガブ、ガブ、ガブ」
「ガブ、ガブ、ガブ」
彼女が
「イタイ! やめてぇ~!」
と懇願しても
「でへへ~~~っ」
「ガブ、ガブ、ガブ」
「ガブ、ガブ、ガブ」


さすがに出血ダラダラにはならなかったが、いつも前腕部は青アザだらけだったそうだ。
彼女はそのことを前太が天国に行くまで黙っていた。
(「そもそも青アザに気づけ!」と思うかもしれないが、嫁さんは、ちょっとぶつけただけでもアザになるので、「またかぁ~」と気にならなかった)

たぶん、前太の中では
私=うるさいけど生きていくのに必要な存在
嫁=いつもやさしい遊び相手
と役割分担が決まっていたのだと思う。
だから嫁さんには甘えて噛んでいたのだろう。
それでも3歳を過ぎる頃には、やらなくなったそうだ。

そんな感じで比較的上手くいっていたしつけだが、どうにもならなかったのが、
「1.リードを引っ張らない」だ。

散歩のときは毎回全身全霊をかけてリードを引っ張った。
こちらがいくら立ち止まろうが、方向転換しようが、ブレーキの壊れたダンプカーのように引っ張る。引っ張って、引っ張って、引っ張りまくる。

また、毎週のように海に連れて行っていたが、誰もいない砂浜でリードを外すと、まさに脱兎のごとくダッシュし、200mくらい離れることもあった。

そのたびに「ヤバい。警察に通報されるかも!」と追いかけるのだが、10mくらいまで近づくと逃げる、を繰り返して波乗り前に疲れ果ててしまった。
(なのでノーリードなんて夢のまた夢……)

何度「もうーー疲れた!」「この子はバカなんだ。一生無理かも……」とくじけそうになったことか。
しかし、それは息子が長ランを着たり、金髪にしているのを見て見ぬふりをするようなもの。
「体重40kgオーバーのやんちゃ坊主を野放しにはできない」「パトラッシュはいつもノーリードでついて来ていたではないか!」と自分に言い聞かせて、リードに力を込め続け、方向転換を繰り返した。

そんな感じで気づくと前太は3歳になっていた。
ちょうどその頃から変化が表れてきた。

どうなったかは次回↓
https://large-dog.iehikaku.com/archives/4206

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