「春は花見、夏は水遊び、秋は見渡す限りの紅葉を楽しめる公園」
千葉県習志野市香澄は、区画が広めで落ち着いた雰囲気の住宅地だ。
都内や三井アウトレットパーク幕張、ららぽーとTOKYO-BAYといった大型商業施設へのアクセスも良好。
最寄りのJR京葉線新習志野駅から舞浜駅まで乗り換えなしで約16分、東京駅まで約32分だ。
そんな新習志野駅から徒歩約7分の場所に紅葉の穴場を見つけた。
香澄公園だ。
面積は東京ドーム2個分。
春は200本の桜、夏はじゃぶじゃぶ池で水遊び、そして秋は見渡す限りの紅葉を楽しめる。
年間を通してバーベキューができるのもうれしい。
広々としていて犬の散歩にも打ってつけのスポットだ
●まずはワンコと香澄公園を一周
2023年12月初旬、紅葉真っ盛りの香澄公園に泰楽(たいが・ゴールデンドゥードル)と散歩に行ってきた。
写真の第一駐車場の収容台数は55台。幕張側にある第二駐車場は19台。
管理事務所の前には駐輪場もある。
管理事務所の裏はトイレになっており、その脇の案内図を見てお散歩コースを検討。
今回はここから反時計回りに1周することにする。
トイレの正面は、「じゃぶじゃぶ池」。
ここは7月から8月の期間限定で、自由に入って水遊びをすることができる(水深40cm)。
夏に来たときは、たしかに大勢の子どもたちが歓声をあげながら力いっぱい遊んでた。
水道にはシャワーもある。
泥んこになったちびっ子を洗うため!?
公園を周回する遊歩道には、ところどころにジョギング用の距離表示がある。
1周すると2.4km。
しばらく歩くと「とりでの丘」が見えてきた。
大きな木製の複合遊具や滑り台で遊ぶことができる。
この日は5~6人の子どもとママたちが駆け回っていた。
とりでの丘の先は、桜の大木が並ぶ広場「習志野の草原」。
香澄公園には約200本の桜が植えられており、満開の季節は大勢の花見をする人たちで賑わう。
この広場の奥は突き当りの「エントランス広場」なので左折してUターンする。
公園の南側と湾岸道路の間は、舗装された幅広い遊歩道になっていた。
防音壁とうっそうとした樹林帯に挟まれて昼間でも暗い。
大勢のランナーや自転車を漕ぐ人が行き来していたが、個人的にはちょっと怖い――。
園内では、たくさんのワンコが散歩をしていた。
このような大規模な公園は飼い主同士の情報交換の場として最適。
当日一番仲良くしてくれたゴールデンレトリバーちゃん。
さらに歩を進めると、バーベキュー場がある「ピクニックの丘」に出た。
ここには8つの野外炉があり、予約制(無料)でバーベキューを楽しむことができる。
この日は平日なので誰もいなかったが、休日は真冬でも利用者で賑わっている。
なお、ここの周りにも桜の大木がたくさん並んでいた。
満開の桜を見ながらバーベキューができるなんてタマラナイ。
ピクニックの丘の次は、花菖蒲園が登場。
明治神宮から株分けされたという由緒ある菖蒲だ。
花の季節は5月中旬から6月下旬。
木道で中に入って観察することができる。
この日は専門スタッフたちがメンテナンスを行っていた。
花菖蒲園の先は、里山のような森が続いて「習志野の森広場」に突き当たる。
ここが香澄公園の端。
だが、散策できる場所はまだ続いている。
そのまま千葉市幕張海浜緑地につながっているのだ。
樹林帯を数十メートル歩くと、わっと視界が広がった。
桜の大木が立ち並ぶ広場だ。
桜の密度は香澄公園よりこちらの方が上かもしれない。
香澄公園よりも広い遊歩道を歩いてくと、テニスコートに出た。
その脇を通って進むとまた広場に到着。
その向こうにトイレと自動販売機が見える。
今日はここでUターン。
●香澄公園の紅葉は絶品!
「習志野の森広場」に戻ると、小川が流れていた。
ちょろちょろとかわいらしいせせらぎが聞こえる。
数十メートル先の湾岸道路で大型トラックがばんばん走っていることを思うと不思議な気持ちになる。
さて、ここからが紅葉スポットだ。
この小川の周り、つまり「習志野の森」の中心部はモミジをはじめ広葉樹の森になっている。
そこでは東京のベッドタウンとは思えない色鮮やかな錦秋を堪能できる。
一般的な街中の公園のように1~2本の紅葉を見て「あそこきれいだね」というレベルではない。
上下左右、見渡す限りの紅葉に包まれて、秋色空間を遊泳するような感覚を味わえる。
「習志野の森」の中心部は、小川が流れる里山のような雰囲気。
その中を自由に散策して、しばらく秋色遊泳を楽しむ。
聞こえるのは、かすかなせせらぎと落ち葉を踏む音だけ。
人が少ないのでワンコ連れ撮影もしやすい。
黄色や橙色も素晴らしいが、
個人的には大好物の真っ赤なモミジが多いのもうれしい!
以上、香澄公園を1周して1時間25分、3.3㎞の犬のお散歩でした。
今まで奥多摩や長瀞など、わざわざ県外まで行って紅葉を眺めてきたが香澄公園でも十分!
幕張、習志野、船橋エリアに住んでいるなら、費用対効果はナンバーワンかもしれない。
なお、
「もっと真っ赤に埋もれたい!」
ということならモミジ(カエデ)が決起集会のように集まっている里見公園(市川市)↓もおすすめです。
https://large-dog.iehikaku.com/archives/49
コメント
はじめまして。
松戸市在住の夫婦です。
ドゥードルちゃんの日記拝見しました。トイプードルを連れて紅葉を見に行きたいのですが、悩んでおります。
香澄公園と里見公園どちらがおすすめですか?
どちらも高低差がある場所ではないので、トイプードルでも問題ないと思います。
両方のおもな違いは次の2つだと考えます。
1.場所
松戸市に近いのは断然里見公園ですね。
2.地形
香澄公園は紅葉の日本庭園を歩くような地形です。飛び石の通路があります。
里見公園は体育館くらいの広さの、ほぼカエデだけの広場です。通路はなく自由になかへ入っていけます。
なので「家からの近さ」と「どんな紅葉を見たいか」で決めればいいのではないでしょうか。