ほかは大波でもここは凪!
干潮:9時57分(館山)
以前、南房総の磯遊びの穴場記事を書いた↓
大房岬自然公園の北側にある磯だ。
https://large-dog.iehikaku.com/archives/3103
そのときは風速12mの南風。
なので風は交わしているものの海は濁っていて、透明度は50㎝程度だった――。
そこで梅雨が明けた快晴の7月、再度、大房岬自然公園へ磯遊びに行ってきた。
さて、実力はいかほどなのか!?
10時過ぎ(干潮9時57分)、駐車スペースに到着。
そこは防波堤沿いで、すぐ近くに普通にきれいな公衆トイレがある。
この日も残念ながら風は強めで7mの南西風だった。
だから南向きの海岸は荒波祭り。
だが、ここはぐっと突き出た岬の北側。
なのでこんなに穏やかな渚でした↓
どうですか、この千葉とは思えない美しさ!
駐車スペースは写真奥の防波堤沿いです。
防波堤の切れ目から入ってすぐは砂浜になっていて、SUP教室などを行っていた。
ここではバーベキュー・花火・キャンプは厳禁!
守らないと入れなくなりそうなのでお互い注意しましょう。
さて、この日の海面は、ご覧のように凪の状態だった。
にもかかわらず、海水は茶色。
前回同様に透明度は50㎝くらいだ。
風は前回よりも弱いのにおかしい。
もっと先へ行かないときれいにならないのか?
しかしながら、ここは直径1m前後の岩が続く磯。
100m進むのに5分以上かかる。
気温35℃。汗だくだく&岩にすねをぶつけて「イッテぇー!」と叫びながら進む。
すると進めば進むほど水の透明度が上がるではないか!
結局、300mほど進んだ木陰を拠点とした。
大至急、泰楽と海へざぶんっ!
するとやはり透明度はイマイチで3m程度だった。
海面は青く見えるのに――。
南房総の海は、ダイビングができるほど透明なのになぜだ?
遠くを見つめて考えた。
視線の先は2㎞離れた海岸線。
つまりここは湾になっている。
そこで立てた仮説。
「南風が吹く⇒対岸に浮遊物が当たる⇒ぐるっと回ってここに溜まる」
これが正解なら悩ましい現象だ。
ここは南風は吹いても穏やかなのが魅力。
なのに南風が吹くと濁る……。
要するに風が弱い日がベストということだろう。
それでも透明度は3m。
シュノーケリングで十分に海の世界を堪能できた。
蛍光ブルーに輝くソラスズメダイだらけだったし、
虹色のベラもたくさんいたし、
メジナの子どもの大群にも遭遇した。
この子たちは、こちらがじっとしていれば50㎝くらいまで近づける。
気温35℃。水温25度(予想)。
快適空間でふわふわしながら天然の水族館を眺める。
ウトウトしてしまいそうだ――。
だが、寝ている暇はない!
干潮なので数は少ないが、飛び込み台もあった!
嫁さんと泰楽は、水に浮くおもちゃを追いかけて、ずっと沖で泳いでいた。
ちなみにこの日に履いていたのは、2人ともワークマンのベアマリンシューズ。
価格は驚愕の1,900円!
これの前はモンベルのアクアソック11,220円を使っていた。
使い心地は、ほぼ同等。
ワークマンの方が、やや滑るかな。
それで価格は約6分の1!
一生買い替えて使うつもりだ。
さて、まとめよう。
この日の大房岬自然公園北側の磯は、
沖にSUPやカヌーを楽しむ人たちはいたが、磯は2時間遊んでずっと無人。
トイレ付だし、本当に穴場だと思う。
ただし、注意点が3つある。
1.大岩がゴロゴロ
基本的に平らな場所はない。
小型犬や小学校低学年までの子どもには危険だ。
2.フナムシがうじゃうじゃ
視界にフナムシが入らないことはない。
永遠にまっくろくろすけの世界だ。
モノを置いたら10秒後に住処にされる。
幸い毒はないので無害。
そもそも触りたくてもすばしこくて触れないけど。
3.普通に危険生物がいる!
これはどこの海も一緒。
ここでは毒のある「ゴンズイ」「ハネウミヒドラ」「ガンガゼ」などを見かけた。
防ぐ方法は、絶対に手袋をつけること!
あとは基本的に何も触らないことだ。
ガンガゼ。ウニの一種で棘は30cmに達する。棘には毒があり、刺さると激しい痛みがある。
要するに、ここは磯遊びに慣れた人向きだと思う。
そこで、子どもや小型犬も連れて行ける穴場の磯遊びスポットを紹介。
ずばり、大房岬自然公園の南側だ。
理由は、まず、正式な駐車場(無料!)があり、トイレも駐車場と磯近くにある。
そして、公園の南側にはタイマイ浜という海岸があって両側が磯になっている。
奥に行かなければ平らで干潮時は浅くて比較的安全だ。
行った日は南西の風7mで海はこの有様↓
70~80cmの波が立って危険極まりなかった。
ところがどっこい、タイマイ浜右側の磯はこの様子。
大岩が波の進入を阻んで、水深20㎝(干潮時)のプール状態だった。
子どもや小型犬連れなら、こちらの方が断然いい。
水深1mでも遊べるもん!ということなら奥へ行けばいい。
シュノーケリングをすれば、たくさんのカラフルな魚たちに出会える。
黄色と黒の縞模様はカゴカキダイ。左下の蛍光グリーンの魚はベラ。
ただし、奥に行くと「フナムシ」と「危険生物」は必ずいる。
また、タイマイ浜も監視員(ライフセーバー)はいないので、そこは覚悟してほしい。
なお、今回のシュノーケリングの最中に、何かに足が引っかかることがあった。
泳いで前へ進みたくても進めない。
「なななななに!?」と焦って確認すると釣り糸が太ももに食い込んでいた。
手繰り寄せるとルアーが。
この針が足に刺さったらと思うとゾッとする。
私も釣りをしたことがあるので「絶対反対!」とは言えないが、どうしたもんだか……。
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