③大型犬でも滑らない・傷つかない床材のリフォーム工事費

床材はタイルに決定! その理由とは?
※以下2017年の記事で、①~④まであります。

大型犬でも滑らないフローリング材を発見!
写真右側の「ブルズ」という商品だ↓
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だが、滑らなくてもキズ付きやすかったらNG。
そこでメーカーに電話で聞いてみた。担当者
「大型犬ですか!?
この商品は小型犬でしか検証していません……」

「過去に大型犬のお客様の声を聞いたことはないんですか?」
担当者
「個人的には1件だけあります。その方はゴールデンレトリバーを飼っていました。
お聞きしたときは『確かに滑らないけどキズは付くね。あきらめてるけど』とおっしゃっていました。だから大型犬にはお勧めしません」
やはりダメか……。
でも納得できない。
やけくそな気持ちでプラスドライバーを使ってサンプル品にキズを付けてみた。
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思いっきりキズが付く
同じ力加減で家のフローリングにも試してみたが
結果は同様。
つまり、強度は同等なので、張り替えるとしたら同じようにキズが付くはず。
スーパー残念!
そんなことをしているうちに、見積り依頼先からフロアタイルのサンプルも次々に送られてきた。
依頼時に「クッションフロアでもいい」と伝えてあったが、それだと柔らかすぎるのでこちらを勧めてきたのだ。
フロアタイルはセレクトショップなどのおしゃれ空間でも使用されているので、
デザイン的には問題ないはず。
しかも、靴を履いて歩く屋外での使用を想定しているので耐久性も間違いない。
しかし……。
フローリング材と並べてみると、どれも質感が低い。
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明らかにビニール製だということが分かる。
屋外ならそんなに注目されないのでいいかもしれないが、家の顔となるリビングでこの質感はつらい。
さらに滑らないとなると、表面がかなり凸凹した仕様の商品にしなければならず、
選択肢は非常に限られる。
結果としてクッションフロアは却下。
そして積水ハウスからは、一般的なフローリング材にコーティングすることを提案された。
コーティングの効果は20~30年だという。
好みのフローリングのデザインを活かしつつ、滑らず、キズ付かずならば願ったり叶ったりだ。
ところが資料の施工事例を確認すると、
テッカテカ
まるで学校の体育館のような艶だった。
これは好みの問題だが、私としては却下。
ちなみに、同時進行で近所で「犬と暮らす家専門」の工務店を見つけた。
ここでも
「タイルが嫌なら無垢のフローリング+コーティングはいかがですか?」
と提案された。
そして、やはり
「艶はかなりあります」とのことだった。
話をまとめると、以下の床材はすべてNGとなった。
・フローリング材
・フロアタイル
・コーティング
ならば何が残るのか??
👀👀👀👀👀👀
タイルしか残らない。
結局どの業者の提案も採用ならず。
ここはタイルで納得するしかないと腹をくくった。
だが、相見積りを依頼している業者はどこもタイルには詳しくなかった。
ならば「滑らない&好みのタイル」を自分で探すしかない。
ところがどこを探しても大型犬でも滑らない」とうたっているタイル材は見つからない。
そこで有名どころのメーカーや輸入元に片っ端から電話をかけた。
その答えは、どこもこんな感じ。
「大型犬ですか!?
実験をしていないので分かりません。直接ショールームやサンプルで確認してください」
世の中には何千・何万種類というタイルがある。
それを一枚一枚見て
「これは滑らなそうだ。よし、ご近所のラブラドールちゃんに実験してもらおう!」
とやるのは不可能だ。
そんな中、一社だけ大型犬に対応したタイルを販売している会社を見つけた。
それはLIXIL(リクシル)だ。
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カタログを見るとラブラドールレトリバーグレートピレニーズのいる部屋の写真が載っている。それなのに「大型犬は無理」ということはないはず。
さらに目地材もおしっこの染みや臭いが付きにくい商品を用意している。
とはいえ、今までの経験で心配性になっている私は、念のためLIXILへ電話をしてみた。
担当者
「大型犬ですか?
ええ、検証していますよ。ただし、ラブラドールレトリバーでです。大丈夫ですか?」
さすが業界最大手。ラブではちょっと軽いかもしれないが、ここで納得しよう。
床材は以下のタイルに決定!
LIXIL:コルディアーレ
あとは商品名を指定して、各社に見積もりを依頼すればいい。
まったく同じ部材で依頼するので、単純明快な比較ができる。
施工範囲はリビング+玄関ホールの約20帖だ。
連絡をすると、どの会社も1日で見積書を送ってくれた。ちなみにタイルのサンプルを送ってもらい、プラスドライバーでキズのチェックをすると、
なんとドライバーの方が削れてしまった👊
さて、各社の見積りの方はというと……。
👀👀👀👀👀👀
各社きれいに分かれた。
70万円
80万円
90万円
100万円
130万円
まったく同じ部材なのに、なぜこんなに差があるんだ!?
おもな理由は2つ。
1.当然ながら積水ハウスはダントツに高い130万円
2.90万円と100万円のところは20帖前後の広さにタイルを張った経験がなく、床の下地がその重さに耐えられるか心配。そのため床の補強工事が込みになっている。
床の補強に関して積水に問い合わせたところ、
「ぜんぜん余裕で必要ありません」
とのことだった。
(ということは補強しなくても一番高いんだね)
なので経験値の低い90万円と100万円の会社はお断りした。
そして「まったく同じ材料に倍近いお金は出せない」という理由で積水もここで脱落となった。
残るは70万円と80万円の勝負。
くわしく違いを確認すると、保証内容が大きく異なっていた。80万円のところはこう言う。
「今まで20帖の部屋にタイルを張ったことはあります。でも、ヒビが入りました。
そのため10万円足して補強しない限り保証(1年間)はできません」
施工したハウスメーカーがOKと言っているのに保証しないとは、かなり慎重派。その姿勢には好感を持ったが、プラス10万円はキツイのでここで脱落していただいた。

残った70万円の会社は、なんとそのままで2年保証が付くという。
他の全社が1年保証としている中、1番安いうえに2年保証付きなんてうれしい!
ここで工事依頼先が決定!!
とはいえ、70万円でも予算はいっぱいいっぱい。
そのため今回は犬用サークル↓の交換は見送り、そのまま使うことにした。
犬サークル.jpg
さて、どのような床に仕上がるのか?
そして、本当に大型犬でも滑らないのか?
いよいよ次回が最終回!

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