魚影の濃さ、地元の人の温かさで一生忘れられない旅に!
前日の様子はこちら↓
https://large-dog.iehikaku.com/archives/3312
翌朝は6時前に起床。
快晴。
朝食前、昨晩に仕掛けたお魚キラーを引き上げる。
「いっ伊勢海老か!?」
と思えるほど大きなテナガエビが入っていた。
小さめのヤツも数匹。
「ヤバい。今夜は禁断の日本酒を用意しなければならない」
そう確信した。
しかし、今からクーラーボックスに入れたら傷みそう。
だからそのまま罠を川に戻した。
朝食は、まい泉のカツサンド(ファミマ製)をホットサンドに。
鉄板の旨さ。
その後は目の前の流れを偵察。
鮎はいるのか??
そこは淵や大きな岩がまったくなく、水深も深いところで70㎝程度と浅いので期待はしていなかった。
しかし、水中マスクを川面に付けた瞬間に
ドッキューーーンっ!
とハートを撃ち抜かれてしまった。
鮎・鮎・鮎。
CG映像と疑ってしまうほどの鮎の大群。
こんなに密度が濃い鮎の群れははじめて見た。
以前、なにかの本で、
「昔の四万十川は川を歩いて渡るときに鮎を踏まないで進むことはできなかった」
と読んだことがあるが、おそらくそれに匹敵する状態。
これならば目をつぶっていても突けそうだ。
実際に開始5秒で1匹目を突けた。
5分で3匹。
これならば1日で20匹も夢ではない。
しかし、鮎も殺気を感じるのか段々と近くに寄ってくれなくなった。
そのため1時間でトータル5匹。
その時点でブルブルに寒くなってしまい1度上がることにした。
その前にお魚キラーをチェック。
すると周りに小型のテナガエビが群れているではないか。
おそらく中に入っている伊勢海老級が恐ろしくて入れないのだろう。
大至急ビールを食らい、太陽で身体を暖めてからエビタモを持って狩りに。
エビは後ろにしか逃げられないと聞いたことがあるので、
そっと網を尻尾方面から近づける。
あと10㎝、5㎝……
逃げない。
一気に被せる!
一瞬で消えてしまった……。
そのスピードはテレポーテーション並み。
だからいくらやっても捕れない。
意地になった私は道具を小型のヤスに切り替えた。
10年以上前に買って一度も使うチャンスがなかったヤツだ。
そっとヤスを近づける。
あと5㎝、3㎝……。
逃げない。
ゴムの力を借りて一気に刺す!
またまた一瞬で消えてしまった。
地元では子どもでも捕っているはず。
どうやって?
夜じゃないと無理?
でも夜はお酒の時間。
なんとか明るいうちに捕りたい。
そんな感じで結局、周囲の中では特大クラスを1匹だけ仕留めました。
そして午後からは昨日の深い淵へ。
もうヤス突きは諦めて家族で思いっきり遊ぶ。
泰楽(ゴールデンドゥードル)をなんとか飛び込み犬に仕立てようと一緒に飛び込み台に上る。
ここまでは余裕でついてくる。
そして大好物のおもちゃを片手に「おいで!」と叫びながら飛び込む!
すると心配はしてくれるが、
何度繰り返しても必ず低いところまで駆け降りてから
「ぽちょんっ!」
と飛び込む。
この地味な性格はどうにもならないようだ。
そんなことをしていると昨日のおばちゃんが再度登場。
今回はなんとアマゴ寿司をいただく。
アマゴは傷むのが早いので、
すし酢ではなく梅酢を使用するのが特徴とのこと。
ありがとうございます!
さらになんと野田知佑さんが通っていた淵をクルマで案内してくれるという。
まさに川の女神!
お言葉に甘えてクルマに付いて行ったら軽トラなのに速い速い。
その淵はビジターでは絶対に気づかないような崖の下にあった。
吸い込まれそうなエメラルドグリーンの泉。
かなり広くて深そうな淵だった。
途中でおばちゃんのスマホが鳴り、近所のおじちゃんがまた鮎をくれるという。
断る理由なし!
結局合計30匹いただくことになった。
おばちゃんには、来年必ず再訪することを伝えて野営地に戻った。
その夜からは雨の予報。
それは出発前から想定内だったので、
我が家としてはめずらしく雨対策のタープを設置。
(雨予報の日はキャンプをしない)
その後は地元のスーパーで地酒&ブリの刺身を購入。
それらと合わせて鮎&テナガエビの唐揚げに舌鼓。
テナガエビは小さめが罠から逃げてしまっていて、
結局残ったのは大型の2匹。
それでも夫婦で1匹ずつ食べられたので満足。
はじめての料理で、しかも泥抜きはしなかったので若干不安だったが、結果は大成功。
軽く塩を振っただけなのに、ベビースターを濃くしたような出汁のきいた味わい。
特にハサミの部分は爪楊枝並みに硬いのに噛むたびに旨味が広がって感動的に美味だった。
その夜は予報が外れて星空が続いた。
なので寝る前にタープとキャンプ道具を撤収。
翌朝の5時30分に目を開けると、クルマの窓に雨粒が付いていた。
まだ暗い。
二度寝。
6時過ぎに起床。
小雨。
それでもすぐに帰るのはもったいないので、
朝食前に野田さんが通っていたという淵に行くことにした。
ウェットに着替えて、まずは泰楽と偵察。
今回のどこよりも広くて深そうな淵。
川底にへばりつき、スントコアで水深を計測。
3.3m。
やはり今回では最深。
しかも広い。
深さ3mの50mプールだ。
しかも飛び込み用の岩もある。
鮎の群れも泳いでいる。
なるほど、野田さんが気に入っていたはずだ。
来年のための下見でちょこっと潜るつもりだったが1時間も遊んでしまった。
9時過ぎに日和佐の道の駅でお土産を購入。
その後、徳島市の眉山へ鳳翔水(湧き水)を汲みに向かう。
全部一般道でずっと大渋滞。
12時くらいに到着。
高速のSAで泰楽の兄弟犬ご家族と待ち合わせ。
15時に到着。
コロナ禍の影響などで3年ぶりの再会となったが、すぐに馴染んで安心。
すっごい遅刻となってしまい申し訳ありませんでした!
21時に無事帰宅。
総走行距離は1,600km。
川の透明度、水温、魚影の濃さ、地元の人の温かさ、
トータルバランスで歴代最高の旅となった。
なので毎年行くことに決めました!
(もしかしたら住んでしまうかも)
コメント
天国ですね
是非移住してください。
しょっちゅう遊びに行きます
コメントありがとうございます。
今まで北海道から四国まで20以上の川で遊びましたが、
トータルバランスではここがナンバーワンでした。
(カヌーはできませんが……)
移住、本気で考えています!