白沢大滝は断念!
でも青く澄んだ小滝を登り、白い巨岩に抱かれる
午前中は中河内川をカヌーで下った↓
https://large-dog.iehikaku.com/archives/10049
そのあとは、安倍川支流の白沢へ移動。
ここは沢登り(シャワークライミング)で有名らしい。
ぐいぐい登っていくと落差100mを超える白沢大滝がある。
それがびっくり仰天の大絶景らしいのだ。
だが、どのくらい遡ればいいのかは調べていない。
とりあえず行けるところまで行ってみるつもりだ。
14時40分、林道の終点である白沢第2鋼製砂防堰堤からスタート(駐車スペースあり)。
こんな要塞のような堰堤、はじめてみた。
天空の城ラピュタに出てきそうな迫力。
と思っていたら、コース自体も大迫力。
とにかく大岩しかない。
デカいのは直径4mくらいある。
しかも、そのすべてが白くて、日当たりもいい。
つまり美しい。
川はその隙間をえらい勢いで流れ落ちている。
つまり、コースのすべてが小滝なのだ。
水の透明度も、えらく高い。
推定20mはありそうだが、岩が多いゆえに潜っても視界が突き抜けた場所がなかった。
だが、どこもチビアマゴがわんさか。
深くはないけど、結構楽しそうだぞ!
白い大岩、青く透き通った水、深い森に囲まれたロケーション。
雰囲気は、山梨県の尾白川に似ている(沢登りはしたこといないけど)。
なるほどこれは人気があるはずだ。
できれば、白沢大滝まで行きたい。
無理でも飛び込みができる淵を見つけたい。
大岩をよじ登り、深そうなところがあれば潜る、を繰り返す。
だが、どんなに深くても70㎝。
飛び込みはできない。
水温は推定15度前後。
ロングジョン+タッパ(ウェットスーツ)では役不足。
3分潜ったらブルブル。
だが、気温は29℃。
周囲の大岩がいい具合に熱せられている。
身体が冷えたら、大岩にべたっとほっぺたまで張り付く。
大きいゆえに全身が温まる。
心地いい~。
飛び込める淵はどこだ!?
目を三角にして探す私。
振り返ると嫁さんがニコニコして泰楽のお尻を押していた。
ん!? そんなに楽しい?
「泰楽が登れそうな岩を見つけながらコースを選ぶのが楽しい! パズルみたい」
今までじっくり話し合ったことがなかったが、彼女が川遊びで一番楽しいのは、無理と思えるような大岩を乗り越えて先に進むことだという。
一方で私は、透明度抜群の淵に3mの高さから飛び込むことと、淵に潜って川底の岩にしがみつき大イワナとにらめっこをすること。
(イワナはヤマメ違ってアンポンタンなので本当ににらめっこをしてくる)
出会って30年。
それでも知らないことってあるんだなぁ。
とにかく、私は淵を探すのに夢中。
彼女は泰楽のお世話が苦痛ではない。
(持ち上げるときは、もちろん私がやります)
なんだ、やっぱりいいコンビだったんだ。
そんな感じで全員が夢中になっていたら、あっという間に日暮れが気になる時間に。
ちょうど目の前に落差4mの滝が現れたので、そこでUターンすることにした。
嫁さんは「これならロープ無しでも登れる!」と名残惜しそう。
今日はヘルメット被っていないでしょ!
この時点で、移動距離はたった400~500m。
あとで調べたら白沢大滝まではスタートから約2.5㎞あるので、まだまだ先だった。
それでも、コース選びや大岩を乗り越える連続で結構な疲労度。
スタート地点に戻ると3時間近く経っていた。
結局、大滝にも淵にも出会えなかった。
だが、嫁さんは満面の笑み。
「こんなに大きな岩しかない川は初めて。今までで一番楽しかったかも!」
泰楽は、母が喜べば自分もうれしい。
一緒に、あらいぐまラスカルのようにニコニコしている。
一方で私は不完全燃焼。
とにかく飛び込みがしたい。
とはいえ、
ヤマビルがいなかったし、
貸切だったし、
家族サービスで、また来ましょうか。
それでは、今晩は河原でキャンプして、翌朝は中河内川の支流で飛び込み祭りだ!
つづく
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